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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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もちろん、ご当人様たちは
後年になって出版なんてことは
微塵も思っておられませんでしたことでしょう。
でも、二人の間で交わされる内容は、
とても現代に生きる私たちにも
いろんな意味で感銘を与えることと存じます。

栄さんにとって、どんどん溜まっていく手紙の携行も困難ながら、
命の次?くらいの大切さだったのでしょう。
よくぞ、と思います。
激しい戦場の描写もありますが、兵の育成や訓練の事や、
また、兵隊たちの遺書を預かった上官としての責任感、
家族への気遣いも
手紙から窺い知ることができます。

峯子さんの手紙は、至極丁寧語が使われ
夫として敬いの念をこめた言葉遣いになっています。
また、四季折々の枕の言葉にも、
情景が目に浮かぶような美しい日本語が使われています。
愛らしく聡明な女性ですね。
内容も、生活の中で当時の世相が描かれ、
銃後の暮らしが見えてきます。
子供の成長を楽しみにしつつ
峯子さんも、母として成長していく様が
手紙から読み取れます。

こうしたお二人のお手紙の原本の素晴らしさを損なわないよう、
校正作業にも気を遣いました。

記事がたくさんになり、
全体では支離滅裂(?ww)かと思いますので、
左のフレームでカテゴリー別で
読んでいただくと、まとまって
よろしいかとも思います。

「作業の裏話」カテゴリー
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大場書簡を読み解く会
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非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
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