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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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10月23日は、電信電話の日です。
これは明治2年9月19日(新暦換算して10月23 日)に
東京ー横浜間の電信線の設置工事が
始まったのを記念するものです。
今では当たり前に携帯電話がありますが、
そういう通信手段がなかった時代は、
外出先で連絡したい時には困った事でしょう。

峯子の手紙に(16年暮れごろ)
妹と、もう一人の妹婿の赴任先の浜松に出かけた折、
知り合いと思われる兵隊がホームで呼んでいたと
電車の中で隣の人から聞かされ、
電車はもう発車していて、
次の駅で降りて戻ろうかどうしようと迷う場面があります。

===一部引用===
峯子 16年12月

(文作氏:峯子の義理の弟)「いくら呼んでもお姉ちゃんは、すましていて、
こちらを見ないから
万策尽きて飛び乗ってしまった」ですって。
でも危ない所で、(すれ違ってしまわず)
お目にかかれて本当に良かったと嬉しく存じました。

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こういったエピソードも当時ならでは。
こんなときでも、携帯電話があれば、
ヒヤヒヤ心配しないですんだことでしょうが。
便利な機器のある時代はありがたいですね。

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非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
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