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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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峯子の手紙にも、桜の押し花が入っていましたが、
栄の実家は農業をしていたこともあった故か、
植物や作物の記述が良く出てきます。
支那大陸でも麦が伸びているとか、
支那菊を見ると五号の菊はどうだったとか
桜にも思い出がたくさんあるようです。
お手紙に、時折押し花にして入れていたようですね。
でも、敵陣突入の時に記念に草を・・・って風流??

===一部引用===
栄 13年7月
同封の花、
敵陣地に突入の◎◎敵の壕の中から取って来た無名の草花です。
色こそまずい色をしていますが、
なかなか意義深い記念の草です。
一つは江南の山に咲く桜花、
これは行軍中に初めて山に入って美しい花を見たので、取ってきました。
内地の山桜に似ています。
山州山系の密林の中が美しい。
ほんとは内地の川の様な水の流れに沿って咲いていた桜です。
あんな美しい水はこちらに来て初めて見ました。
やはり山の中ですから、水も美しいのです。
それに水が流れているから、尚感じがよろしい。
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2011年2月に出版。
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