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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
15年の夏、長男一弘と従兄の利之ちゃん、従弟の勇次ちゃんは
そろってはしかにかかります。

===一部引用===
峯子 15年8月

利之さんは七月初めに「はしか」をいたし、
一弘と勇次も
二十日から発熱三十九度六分で高熱が数日続きましたけれど、
今は快方に向い家の中で少しずつ歩くようにまでなり、
やっと安心いたしました。


======

子どもの病気ほど、辛いことは他にないと
峯子は書いています。
特に勇次は、幼い命をこのはしかが元で失くしています。
一緒に心配してくれるであろう栄が傍にいないので
峯子の心細さは一層でしたでしょう。

でも、峯子ははしかにかかってすぐには書かず、
8月になってから書いているのは、
少しでも栄を心配させまいとしていたからなのでしょう。


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峯子の寂しさ
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2011年2月に出版。
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