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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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11月まで温かく、冬が来るかしら?と
思って言いましたが、流石に12月の声を聞いて
朝晩冷え込むようになりました。
栄のいる中国大陸の冬は厳しいですが、
冷たい布団でも
朝寝坊の栄は
新婚時代の温かさを思い出して懐かしがっています。

===一部引用===
栄 16年12月

大変夜冷える様になりました。
そちらはいかがですか。
僕等の所は本日から煖爐をたいているから、
内地と温度は大差ない事と思っている。
(中略)
五号の愛の巣ではフトンも軟く温かだったが、
ここではそうもいかないです。
床に入ってから30分程経ちましたが、
まだ足の方が冷たいです。冷たい襦袢に冷たい腰で、
もう馴れたからよい様なものの、やはり寝つき難いです。
 五号の古巣の温み(?)が恋しいです。


======

五号は、新婚時代にくらした豊橋市内の地名です。
二人の思い出には、
五号=愛の巣という意味で何度もお手紙に出てきます。
左フレームの検索枠で
「五号」をキーワードに検索してみてください。





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2011年2月に出版。
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