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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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昭和11年の夏、栄は十八連隊の豊橋舎内にいます。
1カ月の兵役があともう少しで終わるという頃、
休みには、峯子と五号で会おうという誘いです。

===一部引用===
栄 11年 8月22日

明日は日曜だから、前便で知らせた様に、随時検閲で帰れない。
二十四日も同様。多分二十五日が日曜代理になる事と思うが、
未だはっきりしない。
二十五日が日曜(代休?)になれば、朝早くから外出しようと思う。
二十五日には、お前の言った様に、五号で会おう。
俺が外出したら、電話でもかけるから、早速支度をして五号へ来るがよい。
僕は先に行って待っているから。


=====

「五号の家は、俺達のスィトホームだね、峯子。」という栄は、
指折り数えて、デートの日を待つのです。

この手紙の峯子の返事は

残っていません。 峯子の手紙で残っている(栄が保管していた)のは、 12年秋に出征して、上海の上陸作戦の戦いから 長い長い軍隊生活をおくる 栄に宛てた手紙からが始まりです。
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非公開
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2011年2月に出版。
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