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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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喧嘩というか、栄の苛立ちというか
時々そんな怒りを峯子にぶつけます。
戦地で何よりうれしい峯子からの便りが届かないというのが
その理由です。
筆不精と詰られるには、あまりに可愛そうなくらい
峯子はマメにお手紙していると思うのですが、
「隣の将校には毎日のように手紙が届くのに、お前は・・・」と、ご立腹です。
多くは郵便事情の遅れによるものだったり、
隊が変更になったことで
転送の時間がかかったりしているようなのですけれど。
「軍人の嫁の資格は無い」「商家に嫁に行け!」
(子供が駄々をこねているように見えるのですがww ^^)
など、キツイお叱りに峯子は胸を痛めます。
17年の正月には
峯子:「これからは、心を入れ替えて、
5日に一度は手紙を書きますからお許しください」
と約束もするのですが、
忙しさにかまけてなかなかお約束も守れません。
ついには栄:「いくら言っても聞かないお前に、あきらめ」ています。
栄は、手紙が来ないとただ忙しいだけなのか、
病気ではないかと心配もして、事情を知らせよと言っています。
やっぱり、愛すればこそなのですね。
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大場書簡を読み解く会
性別:
非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
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