日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。
栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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榮の好きだった春。
春になれば咲く花を見て、
峯子は、こんな歌を思い出し
もの悩ましい春!と書きます。
名もなき花も 春を知り
山の小鳥も 歌を知る
何ゆえ悲し 人の子は・・・・
この歌詞は、『夕日は落ちて』
作詩:久保田宵二 作曲:江口夜詩(昭和11年)
の4番にあります。
春になれば咲く花を見て、
峯子は、こんな歌を思い出し
もの悩ましい春!と書きます。
名もなき花も 春を知り
山の小鳥も 歌を知る
何ゆえ悲し 人の子は・・・・
この歌詞は、『夕日は落ちて』
作詩:久保田宵二 作曲:江口夜詩(昭和11年)
の4番にあります。
1
荒野の涯に 日は落ちて
遙かまたゝく 一つ星
故郷すてた 旅ゆえに
いとしの黒馬(あお)よ さみしかろ
2
七つの丘も 越へたれど
湖(うみ)のほとりも さまよへど
朝霧夜霧 暮れの鐘
やさしきものは 風ばかり
3
夕日は落ちて たそがれを
今日もとぼとぼ 旅がらす
恋しき君よ 思ひ出よ
いつの日幸福(はる)は めぐるやら
4
名もなき花も 春を知り
山の小鳥も 歌を知る
何ゆえ悲し 人の子は
荒野の涯の 曇を見る
5
休めよ黒馬よ 今しばし
月が出たとて 匂ふとて
恋しい人が 待つぢゃなし
頼むはせめて そちひとり
荒野の涯に 日は落ちて
遙かまたゝく 一つ星
故郷すてた 旅ゆえに
いとしの黒馬(あお)よ さみしかろ
2
七つの丘も 越へたれど
湖(うみ)のほとりも さまよへど
朝霧夜霧 暮れの鐘
やさしきものは 風ばかり
3
夕日は落ちて たそがれを
今日もとぼとぼ 旅がらす
恋しき君よ 思ひ出よ
いつの日幸福(はる)は めぐるやら
4
名もなき花も 春を知り
山の小鳥も 歌を知る
何ゆえ悲し 人の子は
荒野の涯の 曇を見る
5
休めよ黒馬よ 今しばし
月が出たとて 匂ふとて
恋しい人が 待つぢゃなし
頼むはせめて そちひとり
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非公開
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2011年2月に出版。
引用文の無断コピーはご遠慮下さい。
「大場書簡を読み解く会」
senkanoloveletter@live.jp
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コメントありがとうございます。
何度も見ると、
前に観た時には分からなかった部分が
見えてきたりしますよね。
私も2度目に行きたいと思っていますが・・・
情報の無い島で的確な判断をした大場さんすばらしい指導者です。世界の指導者に見習ってほしいですね。