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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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栄も峯子も筆まめな方たちです。
14年の年末、隊を移動する栄が
荷物の整理をしているとき、
綴じた手紙のことを書いています。

===一部引用===
栄14年 12月年末
峯子から来た手紙でも相当ありますからね。
過日表紙をつけて整理しましたら、
無筆なお前だからいくらも無いと思っていたが、
それでも厚さ一寸位あります。
時々前のからくり返して読んで見ますが、
味があってなかなか面白いです。
僕の分は、もう一尺位あると思いますが、如何ですか。


====

「僕のはもう1尺」は冗談だと思いますが、
栄は自分の方が沢山出している
という気持ちだったのでしょう。
愛情の尺度? www)
「無筆」と言われていますが、なんのなんの
峯子も随分書いています
文中の「一寸」(約3センチ)という厚さは
13年秋に出征して14年12月まで1年チョット分です。
15年末には二寸になり
峯子の手紙ファイルは、その後も2冊に増え
最終的には10センチ近くの厚みになって発見されています。

愛情深いお二人の仲睦まじさに感嘆します。

歴史に残る2011年ももう終わります。
記憶に残る出来事が多々ありました。
よいお年をお迎えください。















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非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
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