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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
昭和17年の1月、
栄は足をやられて、病院のベッドの上です。
峯子の編んだセーターの温かさに身を包みながらも、
戦闘に出られない焦りが文面に表れています。

===一部引用===
栄 17年1月29日

心配するな。
こんな事で心配していたら神経衰弱になってしまう。
戦死者に対して相済まん。
俺が、上陸以来
俺の身代変りになって貰った者より、
今度の方が多いが、戦闘ならやむを得ん。
殊に対英来戦が開始せられた以上、
その一翼たる我が隊も一層猛烈に敵をやっつけねばならん。


======

と、もどかしい気持ちを
戦傷位で騒いでいては東亜戦争は片付かん。」と、
平癒祈願はうるさくてかなわんから、
郷里でも騒がないように、クギをさしています。








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2011年2月に出版。
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