日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。
栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ちょっと前にもアナウンスしましたが、
蒲郡市内のさまざまな名産品のお店や活動をしている人たちの
「つなご縁」イベントに参加します。
つなご縁 ~ つなごう 結ぼう 素敵なご縁 in 蒲郡
2012年10月21日(日) 10:00~17:00
ラグーナ蒲郡 フェスティバルマーケット アトリウム
参加者の中で2番目に紹介されています。(50音順)
昨年の模様もブログで紹介しています。
今年もブース出店とステージでもお話します。
お話の時間は、11時ごろからの予定です。
今年出版した関連した本の紹介もするつもりです。
蒲郡市内のさまざまな名産品のお店や活動をしている人たちの
「つなご縁」イベントに参加します。
つなご縁 ~ つなごう 結ぼう 素敵なご縁 in 蒲郡
2012年10月21日(日) 10:00~17:00
ラグーナ蒲郡 フェスティバルマーケット アトリウム
参加者の中で2番目に紹介されています。(50音順)
昨年の模様もブログで紹介しています。
今年もブース出店とステージでもお話します。
お話の時間は、11時ごろからの予定です。
今年出版した関連した本の紹介もするつもりです。
7日の体育の日に書きましたが、
以前は10月10日だった体育の日。
選定された理由の一つに、
この日の快晴率が高いというのがあったらしいですが、
昭和12年は外れていたようですね。
栄の元に届いた赤紙を受け取った日は
あとあとまで峯子が嫌いという雨の日でした。
以前は10月10日だった体育の日。
選定された理由の一つに、
この日の快晴率が高いというのがあったらしいですが、
昭和12年は外れていたようですね。
栄の元に届いた赤紙を受け取った日は
あとあとまで峯子が嫌いという雨の日でした。
10月の第2月曜日が体育の日になる以前は、
1964年東京オリンピック開会式の行われた10月10日
(晴れ率が多いのだそうです)が国民の祝日としてスポーツの親しむ日として制定されていましたが、
2000年よりハッピーマンデー制度の適応で、
第2月曜が「体育の日」となっています。
最近は、秋はイベントが多いので
春に運動会を実施する学校も多くなっていますが、
昭和の時代は運動会と言えば「秋」でしたね。
峯子が渡満の準備でソワソワしている17年、
出発前に三谷祭りや勤め先の運動会などもあり、
それを済ませてから、渡満の準備をしていたようで、
気ぜわしい秋だったことでしょう。
===一部引用===
峯子 17年10月20日
三谷祭も昨日、好天候に恵まれて終りました。
所謂子鹿踊りを、今年こそは
一弘ちゃんも充分見物出来ました事と存じます。
二十二日はまた校内運動会でございます。
十月半ばのお約束でございましたのが、
また急に運動会だけはすましてくれと(校長が)おっしゃいますので、
二十一日二十二日と出校する筈でございます。
出発準備に本当に心忙しく存じますけれど、
校長先生のお言葉も今更お断り出来兼ねて、
つい出る事にしてしまいました。
======
出発は、割引証を書き換えずに
10月中に出たようです。
1964年東京オリンピック開会式の行われた10月10日
(晴れ率が多いのだそうです)が国民の祝日としてスポーツの親しむ日として制定されていましたが、
2000年よりハッピーマンデー制度の適応で、
第2月曜が「体育の日」となっています。
最近は、秋はイベントが多いので
春に運動会を実施する学校も多くなっていますが、
昭和の時代は運動会と言えば「秋」でしたね。
峯子が渡満の準備でソワソワしている17年、
出発前に三谷祭りや勤め先の運動会などもあり、
それを済ませてから、渡満の準備をしていたようで、
気ぜわしい秋だったことでしょう。
===一部引用===
峯子 17年10月20日
三谷祭も昨日、好天候に恵まれて終りました。
所謂子鹿踊りを、今年こそは
一弘ちゃんも充分見物出来ました事と存じます。
二十二日はまた校内運動会でございます。
十月半ばのお約束でございましたのが、
また急に運動会だけはすましてくれと(校長が)おっしゃいますので、
二十一日二十二日と出校する筈でございます。
出発準備に本当に心忙しく存じますけれど、
校長先生のお言葉も今更お断り出来兼ねて、
つい出る事にしてしまいました。
======
出発は、割引証を書き換えずに
10月中に出たようです。
1972年9月28日、
日本と中華人民共和国と国交を結んでから
今年で40周年。
しかし、日中国交正常化記念式典は、
このところの反日デモなど暴動騒ぎで
中止となってしまいました。
襲撃された日本料理店など、
再開してもお客が寄り付かない始末。
日本料理が悪いわけでもないのに。
作られた反日感情等のネットニュースもあり
どこまで真実か良く分かりませんが
常識の通用しない中国民衆の行動が、
コツコツと積み上げてきた和平を
一度に崩してしまったようで、
大変残念です。
日本と中華人民共和国と国交を結んでから
今年で40周年。
しかし、日中国交正常化記念式典は、
このところの反日デモなど暴動騒ぎで
中止となってしまいました。
襲撃された日本料理店など、
再開してもお客が寄り付かない始末。
日本料理が悪いわけでもないのに。
作られた反日感情等のネットニュースもあり
どこまで真実か良く分かりませんが
常識の通用しない中国民衆の行動が、
コツコツと積み上げてきた和平を
一度に崩してしまったようで、
大変残念です。
17年の9月中旬~10月下旬の手紙は、満洲の家族官舎で一緒に暮らせるよう
切符を手配した件等渡満準備について頻繁に交されています。
割引証に書かれる日付は月ごとだったようで、
使用期間を10月としていますが、
もし、11月になりそうなら、
こちら(満州)で再発行する手続きを関略化する方法なども
栄からの手紙に書かれていました。
===一部引用===
峯子 17年9月23日
第二便本日拝見いたしました。
十月中の割引証を御用意下さいました由。
なるべく早くお側へ参りたいとは存じますが、
まだ牧山の方へも何とも申し上げてございませんので、
今夜 泊まりながらご相談にお伺いいたしたく存じて、
少し早目に帰宅いたしました。
でもお便り拝見いたしている間に、
御返事を書いて参りたくなって大急ぎでペンを走らせています。
====
割引証というのは、軍人の家族の特典があったようですので
そのことでしょうか。
峯子の出発日は、新しい生活への不安もあり
なかなか準備がすすまず、
9月初旬には渡満を決めたようですが、
10月の割引証を発行するとの手紙をもらった9月下旬でも
まだ両親にも告げていない状況でした。
(最初は11月ごろの予定だった?)
手紙を読んでいるうちに書きたくなったと、
筆まめな峯子の
栄への気持ちが表れていますね。
この日の手紙には、
海軍に入隊する弟の出征を祝う家族写真の事も書かれています。
切符を手配した件等渡満準備について頻繁に交されています。
割引証に書かれる日付は月ごとだったようで、
使用期間を10月としていますが、
もし、11月になりそうなら、
こちら(満州)で再発行する手続きを関略化する方法なども
栄からの手紙に書かれていました。
===一部引用===
峯子 17年9月23日
第二便本日拝見いたしました。
十月中の割引証を御用意下さいました由。
なるべく早くお側へ参りたいとは存じますが、
まだ牧山の方へも何とも申し上げてございませんので、
今夜 泊まりながらご相談にお伺いいたしたく存じて、
少し早目に帰宅いたしました。
でもお便り拝見いたしている間に、
御返事を書いて参りたくなって大急ぎでペンを走らせています。
====
割引証というのは、軍人の家族の特典があったようですので
そのことでしょうか。
峯子の出発日は、新しい生活への不安もあり
なかなか準備がすすまず、
9月初旬には渡満を決めたようですが、
10月の割引証を発行するとの手紙をもらった9月下旬でも
まだ両親にも告げていない状況でした。
(最初は11月ごろの予定だった?)
手紙を読んでいるうちに書きたくなったと、
筆まめな峯子の
栄への気持ちが表れていますね。
この日の手紙には、
海軍に入隊する弟の出征を祝う家族写真の事も書かれています。
名古屋市にある戦争と平和資料館「ピースあいち」に
行ってきました。
平和をテーマとする作品展(特別展:3階)もやっていました。
2階は歴史と人々の暮らしの展示、
1階の資料コーナーに、戦争関連の書庫があり、
戦争用語辞典とか、陸軍特別部隊とかあまり
お目にかからない本もありました。
で、小笠原さんのお手紙に出てくる
暁部隊とか「レ」の特殊任務についての記述がないか聞いてみたのですが
まとまったものはないようです。
また、豊橋18連隊について記述のある本も見たのですが、
サイパン・グアムで玉砕とされており、
大場隊のことには触れられていませんでした(残念!)
でも、戦争を語り継ぐ活動は、県内各地で行っており、
語り部の方のお話のDVDもあるようなので、
また出かけて閲覧してきたいと思います。
行ってきました。
平和をテーマとする作品展(特別展:3階)もやっていました。
2階は歴史と人々の暮らしの展示、
1階の資料コーナーに、戦争関連の書庫があり、
戦争用語辞典とか、陸軍特別部隊とかあまり
お目にかからない本もありました。
で、小笠原さんのお手紙に出てくる
暁部隊とか「レ」の特殊任務についての記述がないか聞いてみたのですが
まとまったものはないようです。
また、豊橋18連隊について記述のある本も見たのですが、
サイパン・グアムで玉砕とされており、
大場隊のことには触れられていませんでした(残念!)
でも、戦争を語り継ぐ活動は、県内各地で行っており、
語り部の方のお話のDVDもあるようなので、
また出かけて閲覧してきたいと思います。
栄は、昭和9年に入隊、
現役で北満洲の警備に行っていますが、
その後幹部候補生を志願し、11年見習い士官になります。
峯子との交際(清い交際)は、
その前からのようですが、
本格的な交際は、見習士官の予備役の頃のようです。
予備役では、普段は学校の教師をしながら
時に豊橋の18連隊に通うという生活をしていたらしい。
五号で暮らしていた頃も、
訓練で栄の留守が寂しいと峯子は書いています。
予備役とは、軍隊以外の職業に就いて生計を立てながら
または退役したあとも、
有事の折りには軍の要請に応じて動員されるもの。
平時から、数日~ひと月ほど軍に通い
いざという時にはすぐに役立つように訓練などする制度。
型式の古くなった飛行機等もそう呼んだらしい。
このカテゴリーの記事を読む
「戦地の状況」
現役で北満洲の警備に行っていますが、
その後幹部候補生を志願し、11年見習い士官になります。
峯子との交際(清い交際)は、
その前からのようですが、
本格的な交際は、見習士官の予備役の頃のようです。
予備役では、普段は学校の教師をしながら
時に豊橋の18連隊に通うという生活をしていたらしい。
五号で暮らしていた頃も、
訓練で栄の留守が寂しいと峯子は書いています。
予備役とは、軍隊以外の職業に就いて生計を立てながら
または退役したあとも、
有事の折りには軍の要請に応じて動員されるもの。
平時から、数日~ひと月ほど軍に通い
いざという時にはすぐに役立つように訓練などする制度。
型式の古くなった飛行機等もそう呼んだらしい。
このカテゴリーの記事を読む
「戦地の状況」
今朝は、雨が降ったせいで少々肌寒さすら感じます。
さすがに9月です。
昨年の今日は、峯子の秋の表現についての記事を書きましたので、
今回は、栄のお手紙から引用。
===一部引用===
栄 年月日不明 9月初旬ごろ
百度(華氏?)を突破した大陸の夏も、
流石に秋風が漂い始めましたので、
演習に苦労する僕達はやれやれという気持です。
然し、まだ日中は相当暑いので、
とても外では訓練も出来ません。
栄 16年9月17日
前略。大陸の秋は一足早く秋色。
いよいよ深まりまさに高天肥馬、燈で親しむ好期に有。
之難渋のマラリヤも姿を消し、
御承知の如く体力強健
体質また肥大益々奮闘出来得る事と有り。
栄 14年10月ごろ
今夜も壕の片隅でコオロギが秋を物語っています。
晩月がほの白く戦場を含んで、淡い、
それでいて淋しい秋だなあ、という感じを深めます。
どうかすると秋の月が、コオロギの鳴く音が、
遥か峯子達の傍に帰してくれます。
栄 15年10月ごろ
雨! 続いて雨 そして曇!
毎日天候が一様で無い。
外套に身を包んで受ける教育も、並大抵では無い。
大陸の自然 夏から秋へ! 秋へと移っている。
=====
秋の手紙は、
月の話題など、栄のロマンチストな面が出ていますね。
さすがに9月です。
昨年の今日は、峯子の秋の表現についての記事を書きましたので、
今回は、栄のお手紙から引用。
===一部引用===
栄 年月日不明 9月初旬ごろ
百度(華氏?)を突破した大陸の夏も、
流石に秋風が漂い始めましたので、
演習に苦労する僕達はやれやれという気持です。
然し、まだ日中は相当暑いので、
とても外では訓練も出来ません。
栄 16年9月17日
前略。大陸の秋は一足早く秋色。
いよいよ深まりまさに高天肥馬、燈で親しむ好期に有。
之難渋のマラリヤも姿を消し、
御承知の如く体力強健
体質また肥大益々奮闘出来得る事と有り。
栄 14年10月ごろ
今夜も壕の片隅でコオロギが秋を物語っています。
晩月がほの白く戦場を含んで、淡い、
それでいて淋しい秋だなあ、という感じを深めます。
どうかすると秋の月が、コオロギの鳴く音が、
遥か峯子達の傍に帰してくれます。
栄 15年10月ごろ
雨! 続いて雨 そして曇!
毎日天候が一様で無い。
外套に身を包んで受ける教育も、並大抵では無い。
大陸の自然 夏から秋へ! 秋へと移っている。
=====
秋の手紙は、
月の話題など、栄のロマンチストな面が出ていますね。
昨年も参加しましたが、
蒲郡市内のいろいろな企業や活動をしている人たちが
一同に会する「つなご縁」に、
今年も参加する予定です。
10月21日(日) ラグーナフェスティバルマーケットにて。
ブースで、「大場栄と峯子の戦火のラブレター」紹介、
峯子の所縁の三谷ウォーキング紹介、
大場書簡を読み解く会ニュース配布、
本の展示と、
マルレ任務(海の特攻)に行った小笠原久雄の書簡集
「明日からは百姓になります」紹介、
10分スピーチなど。
また詳細が決まりましたらお知らせいたします。
昨年の模様
当日は、竹島八百富神社の祭礼ですので、
多少交通事情を考慮してお出かけください。
蒲郡市内のいろいろな企業や活動をしている人たちが
一同に会する「つなご縁」に、
今年も参加する予定です。
10月21日(日) ラグーナフェスティバルマーケットにて。
ブースで、「大場栄と峯子の戦火のラブレター」紹介、
峯子の所縁の三谷ウォーキング紹介、
大場書簡を読み解く会ニュース配布、
本の展示と、
マルレ任務(海の特攻)に行った小笠原久雄の書簡集
「明日からは百姓になります」紹介、
10分スピーチなど。
また詳細が決まりましたらお知らせいたします。
昨年の模様
当日は、竹島八百富神社の祭礼ですので、
多少交通事情を考慮してお出かけください。
夏休みも終盤、大きな台風が沖縄方面に接近しているとか。
17年の8月の末には、この地方に
峯子は台風が接近したようで、
峯子は心配をしています。
===一部転載===
峯子 17年8月28日
一週間ばかり以前から涼風が立ち初め、
初秋の香り爽やかな朝夕を過ごしていました。
三谷・蒲郡地方は、本-年より新暦でお盆をいたしましたので、
夏休み前に済んでしまいました。
旧暦でございますと、
今日が丁度十六日お盆の最終の日でございます。
昨日、午後より急に風がざわざわ致し、
ラジオの気象特報で暴風警報が発表されました。
窓ガラスを打つ烈しい風の音に、寝就かれなくって、
随分心配いたしましたけれど、
何事無く朝が訪れましたので安堵いたしました。
======
峯子のこのお手紙には、
栄の弟(海軍の士官)が一時帰郷したこと
長男一弘君を可愛がってくれた事や
子どもの蝉取りの腕前自慢などが
書かれています。
このカテゴリーの記事を読む
「手紙内容チョットだけよ」
17年の8月の末には、この地方に
峯子は台風が接近したようで、
峯子は心配をしています。
===一部転載===
峯子 17年8月28日
一週間ばかり以前から涼風が立ち初め、
初秋の香り爽やかな朝夕を過ごしていました。
三谷・蒲郡地方は、本-年より新暦でお盆をいたしましたので、
夏休み前に済んでしまいました。
旧暦でございますと、
今日が丁度十六日お盆の最終の日でございます。
昨日、午後より急に風がざわざわ致し、
ラジオの気象特報で暴風警報が発表されました。
窓ガラスを打つ烈しい風の音に、寝就かれなくって、
随分心配いたしましたけれど、
何事無く朝が訪れましたので安堵いたしました。
======
峯子のこのお手紙には、
栄の弟(海軍の士官)が一時帰郷したこと
長男一弘君を可愛がってくれた事や
子どもの蝉取りの腕前自慢などが
書かれています。
このカテゴリーの記事を読む
「手紙内容チョットだけよ」
先日、新城市の旧門谷小学校で開催された
海の特攻(マルレ)部隊から生還した小笠原久雄さんの手紙集
「明日からは百姓になります」出版記念特別展示会に
行ってきました。
会場の鳳来町旧門谷小学校は、昭和45年廃校以来
村の施設として利用されていたようで、
特別教室以外は畳敷きで宿泊のできるようになっていました。
初日の模様が、中日新聞に掲載(2012 8/21)されたので、
地元の方や所縁ある方々、興味を持っていらした方、
当時の事を知る方々に会場でお会いすることができました。
会場には、手紙の他、北満ノモンハン時代の写真、従軍証など
貴重な展示品もありました。
午後からは
これから出版の水谷さんや、小笠原さんの娘さんから
古い資料やアルバム、背景となった戦争時代、
久雄さんの任務暁部隊マルレ等の説明がありました。
展示会場では、
終戦直前に徴兵され大陸に行って1カ月で終戦を迎えた方の
お元気な姿に驚きましたし、
また久雄さんと同じように戦争に関わった方のご家族から
消息が明らかになったり、
貴重な出会いがありました。
また、展示終了間際には、
徴用されてマルレのボートを運んだという戦争体験者もいらして、
数少ない体験記をうかがうこともできました。
ここでしかというか
だからこそというか
切れた糸がつながったような
出会いのある展示会でした。
「明日からは百姓になります」出版サイト
海の特攻(マルレ)部隊から生還した小笠原久雄さんの手紙集
「明日からは百姓になります」出版記念特別展示会に
行ってきました。
会場の鳳来町旧門谷小学校は、昭和45年廃校以来
村の施設として利用されていたようで、
特別教室以外は畳敷きで宿泊のできるようになっていました。
初日の模様が、中日新聞に掲載(2012 8/21)されたので、
地元の方や所縁ある方々、興味を持っていらした方、
当時の事を知る方々に会場でお会いすることができました。
会場には、手紙の他、北満ノモンハン時代の写真、従軍証など
貴重な展示品もありました。
午後からは
これから出版の水谷さんや、小笠原さんの娘さんから
古い資料やアルバム、背景となった戦争時代、
久雄さんの任務暁部隊マルレ等の説明がありました。
展示会場では、
終戦直前に徴兵され大陸に行って1カ月で終戦を迎えた方の
お元気な姿に驚きましたし、
また久雄さんと同じように戦争に関わった方のご家族から
消息が明らかになったり、
貴重な出会いがありました。
また、展示終了間際には、
徴用されてマルレのボートを運んだという戦争体験者もいらして、
数少ない体験記をうかがうこともできました。
ここでしかというか
だからこそというか
切れた糸がつながったような
出会いのある展示会でした。
「明日からは百姓になります」出版サイト
「栄と峯子の戦火のラブレター」の大場栄さんの実家も農業で生計をたてておられましたが、
愛知県新城市(当時鳳来町)で農業をしていた小笠原久雄さんにも
終戦近くノ19年7月、赤紙が届き戦争に駆り出されます。
彼は、本土防衛の暁部隊でマル秘任務に就きます。
(このマル秘の暗号解読の面白みもあるのですが)
妻は、赤紙ショックで予定日より早く出産し、
生後間もない長男と留守を守ります。
二人は、終戦を挟んで約1年と少しの間に手紙をやり取りしています。
残された100余通の手紙から、
当時の緊迫した空気と、
郷里に残した若い妻を気遣う優しい気持ちが伝わります。
終戦後、帰郷を知らせる手紙に
戦争が終わった安堵と
鍬を持って妻と一緒に働ける喜びが伝わります。
手紙が単行本になりました「明日からは百姓になります」 これから出版 出版サイト
大場栄さんも、土の生活が一番いいと
言っていました。
共通するところが多くあります。
自分は元気だ、手紙や写真を送れ、留守を頼む・・・
当時の兵隊さんは、みんなそう思っていたのでしょうか。
8月20日(月)~21日(火) 10:00~17:00
新城市 旧門谷小学校で
小笠原久雄さんの手紙関連特設展示を行います。
報告はこちら
【追記】
2012年10月22日 一般紙掲載
愛知県新城市(当時鳳来町)で農業をしていた小笠原久雄さんにも
終戦近くノ19年7月、赤紙が届き戦争に駆り出されます。
彼は、本土防衛の暁部隊でマル秘任務に就きます。
(このマル秘の暗号解読の面白みもあるのですが)
妻は、赤紙ショックで予定日より早く出産し、
生後間もない長男と留守を守ります。
二人は、終戦を挟んで約1年と少しの間に手紙をやり取りしています。
残された100余通の手紙から、
当時の緊迫した空気と、
郷里に残した若い妻を気遣う優しい気持ちが伝わります。
終戦後、帰郷を知らせる手紙に
戦争が終わった安堵と
鍬を持って妻と一緒に働ける喜びが伝わります。
手紙が単行本になりました「明日からは百姓になります」 これから出版 出版サイト
大場栄さんも、土の生活が一番いいと
言っていました。
共通するところが多くあります。
自分は元気だ、手紙や写真を送れ、留守を頼む・・・
当時の兵隊さんは、みんなそう思っていたのでしょうか。
8月20日(月)~21日(火) 10:00~17:00
新城市 旧門谷小学校で
小笠原久雄さんの手紙関連特設展示を行います。
報告はこちら
【追記】
2012年10月22日 一般紙掲載
島根県の竹島が話題になっておりますが、
全国には、いくつも「竹島」という地名があるようで、
鹿児島や宮崎、高知とか、
山口や岐阜にも竹島町があるそうです。
こちらのブログでよく書いております
栄と峯子のデートスポットになっている竹島は、
三河湾に浮かぶ無人島、
平和な天然記念物の竹島ですので、
お間違いなく。
全国には、いくつも「竹島」という地名があるようで、
鹿児島や宮崎、高知とか、
山口や岐阜にも竹島町があるそうです。
こちらのブログでよく書いております
栄と峯子のデートスポットになっている竹島は、
三河湾に浮かぶ無人島、
平和な天然記念物の竹島ですので、
お間違いなく。
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
プロフィール
HN:
大場書簡を読み解く会
性別:
非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
引用文の無断コピーはご遠慮下さい。
「大場書簡を読み解く会」
senkanoloveletter@live.jp
引用文の無断コピーはご遠慮下さい。
「大場書簡を読み解く会」
senkanoloveletter@live.jp
最新記事
(11/24)
(11/23)
(10/31)
(10/22)
(06/23)
(06/08)
(09/04)
(08/10)
(07/15)
(06/11)
(05/26)
(04/26)
(02/18)
(02/12)
(01/31)
(01/23)
(01/09)
(01/05)
(01/03)
(12/27)
カテゴリー
最新コメント
[08/30 大場書簡を読み解く会]
[08/06 大場書簡を読み解く会]
[08/06 kazoz]
[05/28 大場書簡を読み解く会]
[05/24 ファン]
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(08/01)
(08/07)
(09/17)
(09/17)
(09/20)
(09/27)
(10/07)
(10/07)
(10/08)
(10/09)
(10/09)
(10/10)
(10/11)
(10/12)
(10/13)
(10/13)
(10/14)
(10/14)
(10/15)
(10/16)
アクセス解析
カウンター