忍者ブログ
日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。

かふぇビーンズ(蒲郡勤労福祉会館1階)にて
ミニパネル展開催中~8/10(金)

初日は、まだ準備中から待っていてくださった方がいらして
また、「大場栄と峯子の戦火のラブレター」書籍もお買い上げいただき
喫茶スタッフの方も欲しいと言われて
用意した本が不足・・・(そんなに売れると思っていなかったのが本音です ^^;)

少々ですが、未収録分のミニパネルも新しく作ってありますし、
読み解く会活動紹介のスライドショーや動画(昨年の豊橋展の様子)も上映していますので、
他会場にいらした方も、どうぞお出かけください。



このカテゴリーの記事を読む
読み解く会活動
PR
戦火のラブレターミニパネル展」が
蒲郡新聞7月21日号に掲載されました。










ゲゲゲっ!
字が違ってるけど(><)
3個も・・・・
このカテゴリーの記事を読む
読み解く会活動

金曜ロードショー
に堂々の登場です。

2012.8.3 午後9時
中京テレビ放映

太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―
激戦を生き抜いた少数の兵士を統率し
多くの民間人の命を守り抜と誇りを胸に
戦場を生き抜いた1人の兵士の姿を描く真実の物語!

この映画で大場栄役を演じた竹野内豊さんは
ブルーリボン主演男優賞を受賞されています。

大場隊の勇戦512日の闘いの映画です。
敵をも天晴(あっぱれ)と感嘆させた
栄のエネルギーの源は、何だったのか?
大場栄と峯子の戦火のラブレター」を読むと
栄の気力を支えたものが解る気がしますね。
9年間に渡る別離を、お手紙でつなげた
家族の絆が読み取れます。




峯子を栄のお手紙は、大変数が多く、
出版した「栄と峯子の戦火のラブレター」には
収録できなかったお手紙が多数あります。
重複する内容や、二人以外に関連する話題など
随分カットしてしまいましたので、
せっかくパネル展に来ていただける方には
少々ですが、未収録分も展示しますので
見ていただきたいなと思います。
2012年 7月24日(火)~8月10日(金)の
ミニパネル展inカフェビーンズ
お待ちしています。

天の川をはさんで、
一年に一度の逢瀬を待ち侘びる牽牛と織姫ですが、
この七夕様の7月7日は、
いろいろな意味でも栄と峯子の大切な日になっています。

===一部引用===
峯子 17年7月7日

今日は七月七日、事変記念日でございます。
支那事変始まって満五年!
それともう一つ峯子達にとっては意味深い記念日でございます。
昨年の今日名古屋駅へ御出迎え申し上げました
懐かしい日でございます。
楽しかった一ヶ月は夢の間に過ぎ去り
もう、一年の月日があれから流れました。

====

一時帰国で、つかの間の幸せな時も過ぎ
別れがたい峯子は、
栄を見送りに本州の果てまで付いていきます。
この日記は、16年の7月の一時帰国から1年経って書かれています。

このカテゴリーの記事を読む
思い出の場所など
初めての方には、
このブログの読み方
明日・明後日とお天気が悪そうで、
天の川は見えそうもないですね・・・・
逢瀬を心待ちにする牽牛と織姫は、
栄と峯子の気持ちと重なります。
昨年の7月7日の記事
記念日の7月7日
二人にとって思い出の日になっています。






あいにく1日の日曜は雨で
肌寒いお天気でしたので、
海開きと言っても海へはいる人は無かったと思いますが、
今年も大島への渡船が始まりましたね。
通常は無人島の三河大島ですが、
7・8月の夏の間だけ海水浴場としてオープンです。

峯子は、三河大島の海水浴
まぶしい思い出として書いています。

カテゴリー別の記事を読む
思い出の場所など







今年の7月1日は、国際時計の時間調整のため、
1日に1秒だけ長くなる「うるう秒」なんだそうですね。

栄と峯子の時代は、
旧(太陰)歴を使っていたので、うるう月があったようで
6月が2回あったと書いています。

===一部引用===
峯子  16年8月30日

九月四日から旧盆でございます。
本年は(六月)潤年で二回六月がございましたので、
お盆が遅れましたので休中ではございません。


===



この部分を探すのに、
6月がうるう月という記述を覚えていたので、
6月に書かれたものを3回も見なおしたのに、出てこないで
検索でやっと8月分に入っていたのを、見つけました。













久々のミニパネル展を計画中です。
7月24日(火)~8月10日(金)
10:00am~3:30pm

かふぇビーンズは、勤労福祉会館の1階の喫茶店です。
火~金の営業です。
駐車場が狭いので、公共交通機関でお越しください。
JR蒲郡駅・名鉄蒲郡駅から徒歩5分。
駅周辺に有料駐車場はいくつかあります。
(駅前駐車場は30分無料)









観光の側面から、「大場栄と峯子の戦火のラブレター」を
見てもらえるチャンスということで、
観光協会の「オンパク」参加型コースを提案してきました。
(参考:23年度オンパク

一昨年秋に大場書簡を読み解く会で実施した
峯子の所縁の地・三谷ウォーキングツアーの紹介です。

これに、ランチや足湯か日帰り温泉入浴を組み合わせたら
すぐにでもいいコースができるというアイデア。
とってもいいと思うんですけど。
もし、実現できれば秋にでも・・・・
また本決まりになりましたらお知らせしますね。

読み解く会活動につきましては、
こちら「読み解く会活動」カテゴリーを見る
夏至の日はキャンドルナイト
というエコイベントで、キャンドルを灯しました。


栄は、戦地では電気も無く
夜は宿舎で蝋燭を灯して手紙を書いています。
ゆれる炎は、なんだか哀愁を誘うのでしょうか?

===一部引用===
16年月日不明 栄

もう十一時半で、
ローソクの光もそろそろ淡くなってくる。
今何をしているかと、
妻子は何を送っているかと、
武人ならざる事を考えている。


======


「武人ならざる事」って??
栄の思う「武人」とは


ロマンチックな想い出に浸っていたのでしょうか?
時にはセンチメンタルな栄です。




今年の台風は大きい?
4号・5号と二つの台風がクロスして
日本列島をうかがっています。
毎年の事ですが、被害が無く過ぎてくれればと思います。

いつもは穏やかな三河湾も、
台風の風にあおられ、大きくうねっています。
峯子の手紙に、そんな荒れた海の様子も書かれています。
栄も、大陸から
日本の台風のニュースを聞き心配しています。

峯子は、長男一弘君を連れて
近くの浜に
アサリ取り(潮干狩り)に行っています。

===一部引用===
峯子 16年6月9日
一時間ばかり、三谷の西区の浜へ、
一弘ちゃんと潮干狩に行って来ました。
とても大喜びで噪ぎ廻っていました。
峯子はお陰で手を二個所も切ってしまいました。


====引用ここまで

夕食に煮て食べたとありますが、
砂出ししなくてよかったのかなぁ??





=====
いつの間にか、
記事投稿600になりました。

このカテゴリーの記事を読む
手紙内容チョットだけよ




もうそろそろ梅雨入りという話も聞こえてきますが
雨にあう花と言えば、アジサイ。
アジサイ(紫陽花)の花言葉は、
「移り気」とされていますが、
「ひたむきな愛情」という花言葉も紹介されている本もありました。

 アジサイは、咲き始めからだんだんと花の色を変えることから、
移り気な花と呼ばれていますが、
ひたむきな愛情で、
環境が変わっても美しくあり続けるということなのでしょうか。

栄と峯子の仲睦まじさにも
たとえられるかもしれませんね。










6月のジューンブライドといって、
欧米では古くから6 月に結婚すると
生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝えがるそうです。
身内の話で恐縮ですが、
先日甥っ子がハワイで結婚式をしたんですね。
息子ばかりの妹にとって、
新しい娘ができたと大喜びで、
年上だとか離婚歴があるなんてことは
気にしてないようですね。
いまどきの結婚は、当人同士の気持ちが優先ですから。

でも、栄と峯子の時代には、
「常識的な結婚」でないと、
なかなか周りからは祝福されなかったようです。
式もあげずに峯子がタクシーで行った押し掛け結婚だった(?)
栄は、「君さえよければ、俺の所に来い」と言っていますが、
正式な結婚届けは、長男が生まれてからになっていますので
二人の結婚については、大人の事情もあったのでしょう。





家のフェンスに野バラが花を咲かせています。
白い薔薇は、峯子と栄の愛の巣:五号にも
咲いていました。
白いバラによせ
二人の新婚時代の暮らしの幸せな時代が
甘美に蘇ります。



来週、5月21日の朝、日本の各地で
金環食がみられるというので、
世紀の一大天体ショーを見るべく
この間のイベントで貰った日食眼鏡を
どこにやっちゃったっけ~と探しています。

昭和16年の9月の日食は、
栄も峯子も、時を同じくして空を見上げ、
手紙の話題にしています。
ススで黒くしたガラスで見ていたようで、
子どもが裏表を間違えて鼻を真黒にしたとの
かわいいエピソードが書かれています。
子どものエピソードカテゴリー記事)
同じ空を見上げて時を共有できる
月の話題もたくさん書かれています。
ゴールデンウィーク終盤の満月は大きかったですね。
ごらんになりましたか?
満月が通常よりも大きくて明るく見える
「スーパームーン」と呼ばれる現象だそうです。
米航空宇宙局(NASA)などによると、
楕円形の軌道を描く月が、
地球に最も接近するタイミングで満月になると、
最も遠い時より最大で大きさが14%、
明るさは30%増すといいます。

峯子の手紙には、月の話題は何度も出てきます。
歌の歌詞にも月の話題が。

遠く離れた二人の見上げる空の月の話題は、
距離を飛び越えても共有できるものとして
繋がりが持てたからでしょう。




今月の21日は、金環蝕ですね。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

峯子と栄のお手紙時代には、
みどりの日は国民の休日ではなかったので、
飛び石の連休だった訳ですが。
子どもの日は、男の子の成長の節目として
戦時中でもお祝いされていたことと思いますが、
でも、長男一弘君の初節句は、
父不在のため延期されてしまいました。
おそらく、ほどなく帰国と思っていたからなのでしょうが、
ほかにも、
結婚式もきちんとあげられていなかったこともあり
理由があったかもしれませんね。
現在では、
どうということのない事情なのですが・・・・・
峯子は、皆の祝福をうけた妹の結婚に際して
祝う気持ちと同時に、羨ましくもあったと思います。








緑の日に、書こうと思っていたのに、
つい過ぎてしまいました。
5日に一度のお便りが
なかなか守れないとケンカの種にもなっていましたが、
こうして見ると、
継続してお便りを書く難しさが実感されます。

ということで、
2日遅れで、緑についての記事です。
緑は、栄の好きな色・・・・
新緑の季節は、
長い大陸の冬からの解放を思い出させるのでしょう。
緑の春の描写が素敵です。
栄の感性が光っていますね。





カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
大場書簡を読み解く会
性別:
非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
引用文の無断コピーはご遠慮下さい。

「大場書簡を読み解く会」
senkanoloveletter@live.jp
最新コメント
[08/30 大場書簡を読み解く会]
[08/06 大場書簡を読み解く会]
[08/06 kazoz]
[05/28 大場書簡を読み解く会]
[05/24 ファン]
最新トラックバック
お問い合わせメール
メールはこちら
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
カウンター
Copyright ©  -- 大場栄と峯子の「戦火のラブレター」 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]