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日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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お正月も休みなく校正作業(^^;
出版予定に
なんとか間に合うかしら?
ちょっと一休みして、またがんばろ~~
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「戦火のラブレター」のことが、大場栄さんの
サイパンでの活躍を描いた映画「太平洋の奇跡」
関連書籍として紹介されてます!!
映画の原作の「タッポーチョ」などと並んでました。
映画のノベライズ「太平洋の奇跡」も1月発売なんですね。
トップページから、book(関連書籍)で見てね。

まだ、表紙も出来てないんだけど・・・・(><)


いよいよ出版原稿に近づいてきました。
(まだ出版原稿にはもう2山ぐらいあるかも~~ww単に近づいたのねw)
今日は掲載する画像(候補)をスキャンしてきました。
あれも、これも入れたいものだらけなのですが、
コピー読んでいて、こういうのがあった筈だと
原本をひっくり返しながら、
探し物をこの2~3日しながらの校正です。
探し物って、案外時間かかるんですね。
でも、今日は目的のものを2つ見つけて、朗らかです(栄調ww)

さて、後もうちょっと。
峯子の寂しさのひとつとして、「看病できない辛さ
の記事の2行目に、五度の入院と書きましたが、
編集上あれこれ並べているうちに、
どうも数があやしくなってきました。
3度目の入院が盲腸は確かなので、
ひょっとすると、
その前にかかっているマラリヤでは入院していない?
ということは注射だけで通院状態ってことなのかなぁ?
40度も熱があるのに。
(戦場って厳しいんですね・・・・・・)
マラリヤって、一度かかると
菌が入って何度も発病しやすいんだそうです。
ということで、何回もマラリヤがでてくるんですよね。
編集者泣かせの入院です。
盲腸は1度なのでいいんですが。

そんなこんなで、
見なおししながら年代の移動をしています。
こんな時期になっても、
良く分からないことがいっぱいあるという、ドタバタ振りです(><)
いっちにっ、いっちにっで歩んでおります。
少し駆け足にしないとね。

まだ明るい光は射してきてはいませんが
泥沼からは脱した感じはいたします。

泥沼という言葉から、
戦闘中の行軍で、泥濘の中を
腰までつかりながらの様子を
新聞の写真で見て、
戦地の栄の苦労を思い描く峯子を想い浮かべています。
軍歌「討匪行」にも、「ぬかるみ」という言葉がありますね。
昨日、原本とコピーの山をひっくり返してたら
おお、お手紙に出てきてた
栄の乗馬写真があるじゃないですか^0^!
昔の写真ってサイズが小さいものが多いんですよ。
印画紙も高価だったからでしょうね。
お顔がはっきりませんが、
これもどこかに入れたいですね~。
栄の女性観というものも分かるような記述も発見。
慰問品に女優さんのプロマイドもあったんですが、
お名前は??
う~~~ん?
いい肉の日ですね・・・
というのは余談ですが。

本題です。
あ~~~~、orz  (← 挫折を意味する)

とはいえ、有難いことに、
拙ブログも時折読んでいただき
ご紹介までしていただいたりと
(「第二楽章」のひろみさんから)
出版を心待ちにしていただいている方もおられるようで、
気をとりなおしてガンバンベー!

とりあえずね、
峯子と栄の全部の手紙を一緒にすると
70万字くらいあるらしい。ガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン!!!!

それ、全部は本にはできないので、
量的に読みやすく、価格も適当な・・・ということになると
セレクトしてスリムにして
まとめるという作業があるわけですね。


これね、とても大変。
心を鬼にしないと。
なかなかに切り捨て難い部分がいっぱいあります。

時候の挨拶は毎回の事だから、削除・・・・
しがたいような素敵な表現もいっぱいあるんですよね。
知人の話は抜き・・・・にしたら
話が続かないし。


ですので、
今回出版するのは
「ダイジェスト版」という気持ちになってきています。

昭和の初期から10年代の写真は
当然白黒ですが、
写真屋さんで撮ったものは比較的きれいに保存されています。
が、写真マニアの自宅で現像したものは、
定着が悪いと、薄くなって判別不能・・・・だったりします。
実家にもそういう写真が何枚もあって、
全部消えてしまわないうちに
スキャンしてデータ保存した事が以前にあります。

昨日は、峯子さんの親戚筋の方にお会いして
昔の写真を見せていただきました。
きれいにアルバムに貼ってあり
いろいろお話を伺うこともできました。
お手紙の登場人物の当時のお写真もたくさんありましたし
その後成長したお姿も。
何枚かをお借りしてきました。
たくさんあって
全部はご紹介できないと思いますけれど・・・
お手紙の中には、読み取れなかったり
分からない言葉が出てきたりします。
そのたびに、検索をかけたり、YOUTUBEで探したりと
結構時間とられるんですね。
不鮮明な部分を、前後をヒントにして探偵ごっこ。
作業は遅々として進まず・・・・・

今日は、文面に軍歌が出てきて、
どんなのかなぁ~なんて
「滿洲行進曲」とか「露營の夢」とか「討匪行」なんて
(字も読めませんが~)
歌詞調べたりしていたんですよ。
そしたら、びっくりした事に、
夢に父が出てきて
「死んで帰ってこい」とか言うんです。
死ぬ気で戦争に行くのは、まあしょうがないとして
本当に、可愛い息子に父が言う言葉か?
とオドロキました。


栄は、無事サイパンから帰国した後、
事業家や政治家としても活躍しています。
峯子の父は、三谷町長を務めています。
お二人とも教師だった時代もありますしね。
そんな家系ですから、
そのお身内に、市議会議員や芥川賞作家がいたりしても
驚きません?(オドロイテネww)
お手紙は昭和11年くらいから18年くらいまでのものです。
その頃は、現在では使われない
旧漢字や丁寧な言葉づかいも
普通だったみたいですね。
旧漢字ってこんなの・・・・
栄 →  榮  になってますし
学 →  學  とか
円 →  圓
伝 →  傳
体 →  體

とにかく、画数の多いこと!
おかげで、随分読めるようになりましたが、
(日常生活には役に立たないけど><)
出版用には、現代に普通に読める表記にする予定です。


先の記事に映画館の話を書きましたが、
恵比寿座の閉館は1971(昭和46年)・・・・ってー
40年も前ですよねぇ。
それなのに、その辺を歩いてた犬の散歩の途中の方も
営業当時の事や当時人気俳優がロケに来たり
豪勢な遊びしてたなんてこと
スラスラと教えていただきました。
そんなこと知ってるって、(幾つで映画みたの??)
暮らしてる人たちの生活に溶け込んでたんだなぁ。
峯子の思い出ウォーキングの報告は、あらためて書きますが、
取り合えず、ただいま。

今日のコースは、
JR三河三谷駅に集合し
峯子の職場、父親の勤めていた役場跡(道標)、
好きだった映画館跡、子供の幼稚園(?)、
実家付近と故郷の神社、乃木山となど盛りだくさん。
その中でも、たまたま犬のお散歩していた地域の方から
今ではもう影も形もなくなってしまった映画館に行ったことがあって、
その席が畳だったり、斜めに敷いてあって寝ると転がるなどとwwww
行った人しか知らない事柄とか
ツアー参加者から、調べ足りなかった補足の説明もしていただいたりで
とっても「へぇ~~~~~~~~~~~~!!!!!@▽@」
いっぱいの楽しいツアーでした。
最後は、海水浴をした三河大島の見える三河湾のすぐ前
夕日のナイスビューの喫茶店でお茶をいただいて
帰ってきました。
お疲れ様でした。
今、お手紙を年代順に並べています。
足かけ8年にも亘っているらしいので
同じ月日のものがあります。
日付が無かったり、
1通の手紙としてまとまっていない途中切れしていたり
どうしても分からないものもいくつか残っています。
ですが、大方はエクセルで並べてみているところです。
あれ?
間違い発見。
え”~~~~、どこ入れよう?
ほにょ? 枠がずれた?
などで、ちょっと意欲喪失・・・・λ(_ _;)
お手紙の原本は、コピーして1000枚以上? (数えたくない程あるんだわ・・・)
1通のお手紙は、便箋にして4~5枚。
ハガキや小さなサイズの軍事郵便にも
小さな字でびっしり。
筆まめな方たちだったと感心します。
でも、筆まめというより、戦地での楽しみといえば
もう、郷里のニュースが一番慰められるからなのでしょう。
戦地の夫は、何度も催促しています。
あまり手紙が来ないと、すねたりしています。
でも、郵便事情が今とは違いますし
必ずしも出した順に手元に届くとは限らなかったようですね。
時には航空便もあり、
お互いの気持ちを伝えあっています。

そんな気持ちをなるべく原本に近い言葉で、
と配慮しながら
読みやすい現代語に直しています。
sagyou
何十年も押入れに眠っていた戦場からの古い手紙や、
娘だった頃の戦争時代の体験談とか、
相次いで出版されていますね。
同じような話題の
テレビの番組でも報道されていたし。

大場栄さん・峯子さん同様、
その時代に生きた多くの人が暮らしてきた
または、戦場で体験したことが
オーバーラップするような内容が詰まっています。

参考にしながら読み解いています。

お手紙の原本は、触ると破れそうだったり
もう既に縁がボロボロしていまして、
(何しろ古いからね。こんな感じ
コピーを取って読み取り作業をしています。
そのコピーもですね、
便箋が真っ白じゃなくって
インクとの
コントラストが無かったりしてまして
時にシミになってる部分もあるものですから

もう、判読不明!!
変体仮名っていうのでしょうか
半分崩した文字もあるし
画数の多い今では使わない旧漢字だらけで
本当に読みにくい(><)
ですが、内容の面白さに
つい読んでしまうのです。オホホホ← 時にでてくる峯子の笑い声www

お二人とも20代の新婚さんだったんですから
そりゃ~分かれて暮らすのは寂しいでしょう。
お見合いとか家の都合とかでなく
もう、好き合って結婚したお二人ですもの
無理ありませんよね。

と、楽しみながらバラバラ読み取ってきました。
と、、、、、、、そこで、


 


 

何しろ、70年も前の手紙の束です。
すごい量!
そして、旧仮名づかい。
膨大な作業量を想うと、眩暈がしそうでございます。

でも、
ラブレターなんですよね。ウフフ
もともとがお手紙だから、
見られるなんて考えてないものなんですよね。
だから、赤裸々な一人で待つ身の寂しさや、
懐かしい二人だけの思い出話が
そして秘話など
いっぱいでてきます。
ちょっと覗き見してるみたいな気分です。

少しずつ紹介していきますね。
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HN:
大場書簡を読み解く会
性別:
非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
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