日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。
栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
今日は、勤労感謝の日ですが、
昔は宮中の儀式で新嘗祭(にいなめさい)の日でした。
もっとも、宮中のみならず、
一般民衆の間でも新しい穀物を神に供え
それを食べて収穫を祝う習慣がありました。
「風土記」や「万葉集」にもその様子が描かれており
昔から伝わる自然の恵みに感謝する行事として
各地でも行われていたようです。
【新嘗祭】
古くから天皇がその年に収穫された新穀や新酒を
天照大神をはじめとする天地の神に供え
農作物の恵みに感謝し、自らも食す儀式でした。
律令制度のもと11月の2番目の卯の日に新嘗祭を行うことになっており、
天皇が即位した最初の新嘗祭を大嘗祭と呼び
天皇の即位を天下に知らしめる大きな祭典となっています。
新嘗祭がいつ頃から行われていたかははっきりとしないのですが、
日本書紀で皇極天皇元年(642)11月16日に
新嘗祭の記述があるのが文献に出てくる最初です。
この日の干支は丁卯にあたり、
すでにこの時代に11月の2番目の卯の日が
新嘗祭と確立していたようです。
明治以降、新嘗祭は11月23日に定められ国民の祝日となります。
そして昭和23年より勤労感謝の日と名を変え
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」日として
国民にすっかり定着した祝日となっています。
参考ページ
昔は宮中の儀式で新嘗祭(にいなめさい)の日でした。
もっとも、宮中のみならず、
一般民衆の間でも新しい穀物を神に供え
それを食べて収穫を祝う習慣がありました。
「風土記」や「万葉集」にもその様子が描かれており
昔から伝わる自然の恵みに感謝する行事として
各地でも行われていたようです。
【新嘗祭】
古くから天皇がその年に収穫された新穀や新酒を
天照大神をはじめとする天地の神に供え
農作物の恵みに感謝し、自らも食す儀式でした。
律令制度のもと11月の2番目の卯の日に新嘗祭を行うことになっており、
天皇が即位した最初の新嘗祭を大嘗祭と呼び
天皇の即位を天下に知らしめる大きな祭典となっています。
新嘗祭がいつ頃から行われていたかははっきりとしないのですが、
日本書紀で皇極天皇元年(642)11月16日に
新嘗祭の記述があるのが文献に出てくる最初です。
この日の干支は丁卯にあたり、
すでにこの時代に11月の2番目の卯の日が
新嘗祭と確立していたようです。
明治以降、新嘗祭は11月23日に定められ国民の祝日となります。
そして昭和23年より勤労感謝の日と名を変え
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」日として
国民にすっかり定着した祝日となっています。
参考ページ
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11月22日は、いい夫婦の日?
栄さんと峯子さんはとても良い夫婦ですね~。
もうひとつ、11月22日は、数字も揃っていますので、
日本釦協会・全国ボタン工業連合会等が1987(昭和62)年に制定した
ボタンの日でもあるそうです。
1870(明治3)年のこの日、
金地に桜と錨の模様の国産のボタンが海軍の制服に採用された。
ということだそうなのですが、
なんとなく、数字がボタン穴やホックに見えてきましたwww
お手紙の中で、ボタンに関連して思い出すのは、
峯子が栄に編んだセーターのデザインです。
16年の春の峯子の手紙に
かぶるかたちがいいか、前開きでボタンをつけるか
打診しています。
本編ではコラムにも書きましたが、
やっと出来上がったセーターの慰問袋が
なかなか届かずにやきもきするやり取りが
何度もお手紙に書かれていました。
やっと栄の元にセーターが届くのは、
年を越して17年の1月になりました。
郵便事情やら、
隊の変転やら、
峯子の編んだセーターにまつわるエピソードは、
この当時でないと体感できないかもしれません。
栄さんと峯子さんはとても良い夫婦ですね~。
もうひとつ、11月22日は、数字も揃っていますので、
日本釦協会・全国ボタン工業連合会等が1987(昭和62)年に制定した
ボタンの日でもあるそうです。
1870(明治3)年のこの日、
金地に桜と錨の模様の国産のボタンが海軍の制服に採用された。
ということだそうなのですが、
なんとなく、数字がボタン穴やホックに見えてきましたwww
お手紙の中で、ボタンに関連して思い出すのは、
峯子が栄に編んだセーターのデザインです。
16年の春の峯子の手紙に
かぶるかたちがいいか、前開きでボタンをつけるか
打診しています。
本編ではコラムにも書きましたが、
やっと出来上がったセーターの慰問袋が
なかなか届かずにやきもきするやり取りが
何度もお手紙に書かれていました。
やっと栄の元にセーターが届くのは、
年を越して17年の1月になりました。
郵便事情やら、
隊の変転やら、
峯子の編んだセーターにまつわるエピソードは、
この当時でないと体感できないかもしれません。
峯子は、栄に
写真を何度か送っています。
子どもの成長は早く、
栄も峯子も
次に会ったら見違えると言っています。
でも、写真を撮るときに
一弘君は、緊張からか
よく泣いたらしく
峯子の困った様子が思い浮かびます。
でも、
16年夏の栄の一時帰国を境に、
「父親像」がハッキリして
言いつけを守ろうとする一弘君が見て取れます。
写真を何度か送っています。
子どもの成長は早く、
栄も峯子も
次に会ったら見違えると言っています。
でも、写真を撮るときに
一弘君は、緊張からか
よく泣いたらしく
峯子の困った様子が思い浮かびます。
でも、
16年夏の栄の一時帰国を境に、
「父親像」がハッキリして
言いつけを守ろうとする一弘君が見て取れます。
美しい菊・豪華な菊の
展示会をみました。
秋の代表的な花の一つ、
日本人にとって、
菊は特別な花なのでしょう。
栄の手紙にも峯子の手紙にも、
菊にまつわる思い出話が
秋の話題として、何度か触れられています。
二人の思い出の中の菊は、
豪華絢爛というより、
野菊だったかもしれませんが。
五号での暮らしの思い出させるものとして
庭の菊は二人にとって
大事な思い出だったのでしょう。

展示会をみました。
秋の代表的な花の一つ、
日本人にとって、
菊は特別な花なのでしょう。
栄の手紙にも峯子の手紙にも、
菊にまつわる思い出話が
秋の話題として、何度か触れられています。
二人の思い出の中の菊は、
豪華絢爛というより、
野菊だったかもしれませんが。
五号での暮らしの思い出させるものとして
庭の菊は二人にとって
大事な思い出だったのでしょう。
峯子は、栄のいない寂しさを
栄に自慢できる息子に育てるのが使命と、
一生懸命子育てに力を注ぎます。
栄の不在で寂しい思いをしながらも、随所に子煩悩ぶりが見られます。
栄にも、可愛さを伝える書きっぷりがみごとです。
===一部引用===
峯子 15年1月14日
お便り書いているお机の、
すぐ横の黒ビロード衿のお布団の中で、
貴方様とそして峯子の愛の結晶は、
何の苦も知らずスヤスヤと軽い寝息を立てて寝ております。
秀でた聡明そうな額、凛々しい眉、
キリリッと結んだしまりの良い可愛い口、
リンゴのような健康そうな頬!
一目ご覧になったら、お父様は余りの可愛さに、
きっと頬ずりして下さいます事と存じます。
======
子どもの可愛さを描き表す峯子の感性が、
季節の表現とともに素晴らしいと思います。
栄に自慢できる息子に育てるのが使命と、
一生懸命子育てに力を注ぎます。
栄の不在で寂しい思いをしながらも、随所に子煩悩ぶりが見られます。
栄にも、可愛さを伝える書きっぷりがみごとです。
===一部引用===
峯子 15年1月14日
お便り書いているお机の、
すぐ横の黒ビロード衿のお布団の中で、
貴方様とそして峯子の愛の結晶は、
何の苦も知らずスヤスヤと軽い寝息を立てて寝ております。
秀でた聡明そうな額、凛々しい眉、
キリリッと結んだしまりの良い可愛い口、
リンゴのような健康そうな頬!
一目ご覧になったら、お父様は余りの可愛さに、
きっと頬ずりして下さいます事と存じます。
======
子どもの可愛さを描き表す峯子の感性が、
季節の表現とともに素晴らしいと思います。
近くの神社で七五三詣の
お知らせが掲示してありました。
子どもが三歳になると髪置きの祝い
男の子は、5歳に袴を履き
女の子は7歳で帯解きとお祝いの意味が違っているんですね。
長男一弘君の髪置きの祝いについて書かれた部分
===一部引用===
峯子 14年9月
初節句のお祝いの時・・・
ご不在で遂延ばしてしまいました。
その節、牧山のお父様が髪置きにでもなったら
帰還して来るかも知れないとおっしゃいました。
その時は余りに前途遼遠な事をおっしゃると、
少々淋しゅう存じましたのに、
もうあれから一年数ヶ月経ってしまいました。
====
髪置き祝いに、実家の母が
お祝いに洋服をプレゼントしてくれたようです。
でも、羊毛禁止でつまらないとも。
もう、このころから物資不足の気配があったようです。
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「峯子の寂しさ」
お知らせが掲示してありました。
子どもが三歳になると髪置きの祝い
男の子は、5歳に袴を履き
女の子は7歳で帯解きとお祝いの意味が違っているんですね。
長男一弘君の髪置きの祝いについて書かれた部分
===一部引用===
峯子 14年9月
初節句のお祝いの時・・・
ご不在で遂延ばしてしまいました。
その節、牧山のお父様が髪置きにでもなったら
帰還して来るかも知れないとおっしゃいました。
その時は余りに前途遼遠な事をおっしゃると、
少々淋しゅう存じましたのに、
もうあれから一年数ヶ月経ってしまいました。
====
髪置き祝いに、実家の母が
お祝いに洋服をプレゼントしてくれたようです。
でも、羊毛禁止でつまらないとも。
もう、このころから物資不足の気配があったようです。
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「峯子の寂しさ」
栄と峯子の手紙の頃、昭和10年代の蒲郡の町を
現代でも思い描けるようなお店があります。
ひとつは、お手紙にも出てくる
清田庵という麺類のお店屋さん。
(建て直してはいますが、)
大正年間に操業というだけあるノスタルジックな建物で、
店内に、昭和12年ごろの町の地図が掲示してあります。
その当時の商店とバスの時間表が書いてあります。
ひとつは、中央通りにある丼物(?)食堂のみつわ屋さん。
こちらも創業70年以上という古いお店で、
昭和10~12年の商店街のお店の地図を
平成になって聞き書きしたという手書きのマップが貼ってあります。

他にも今は営業していないが、
古い看板のお店があったり、
もう少なくなりましたが、
昔はおきやさんだった(?)らしい建物の名残のある
蒲郡駅前近くの商店街です。
現代でも思い描けるようなお店があります。
ひとつは、お手紙にも出てくる
清田庵という麺類のお店屋さん。
(建て直してはいますが、)
大正年間に操業というだけあるノスタルジックな建物で、
店内に、昭和12年ごろの町の地図が掲示してあります。
その当時の商店とバスの時間表が書いてあります。
ひとつは、中央通りにある丼物(?)食堂のみつわ屋さん。
こちらも創業70年以上という古いお店で、
昭和10~12年の商店街のお店の地図を
平成になって聞き書きしたという手書きのマップが貼ってあります。
他にも今は営業していないが、
古い看板のお店があったり、
もう少なくなりましたが、
昔はおきやさんだった(?)らしい建物の名残のある
蒲郡駅前近くの商店街です。
栄は、大陸で迎える季節ごと
戦況の変化で微妙に違ってはいますが
なかなか帰れないまま
季節の移りゆく様を綴っています。
======
栄 14年11月
前略。もう毎日、
朝霜が降りたり氷がはったりします。
もうじき大別山の山の頂が白くなることと思います。
上陸以来、満二ヶ年も過ぎ去りました。
====
まだこの頃は、
もう1~2年で帰れるかとも
思っていたようでしたが、
14~5年には、来年もまたここにいるだろうと
予想を述べていましたから。
寒い冬は、いい思い出が何もないとも。
戦況の変化で微妙に違ってはいますが
なかなか帰れないまま
季節の移りゆく様を綴っています。
======
栄 14年11月
前略。もう毎日、
朝霜が降りたり氷がはったりします。
もうじき大別山の山の頂が白くなることと思います。
上陸以来、満二ヶ年も過ぎ去りました。
====
まだこの頃は、
もう1~2年で帰れるかとも
思っていたようでしたが、
14~5年には、来年もまたここにいるだろうと
予想を述べていましたから。
寒い冬は、いい思い出が何もないとも。
昨日の記事で柿の話を書きましたが、
長男一弘君は柿の夢?を見ています。
======
峯子 15年8月29日
一弘ちゃんは、まだ昨夜の眠りから覚めないでいます。
昨夜一貫さんに柿を頂きましたので、
今朝はその夢を見ているのでしょう。
「渋くはないよ、美味しいよ」
なんて寝言を言っています。
======
文中の一貫さんは、栄の末の弟です。
一弘君が4歳半ぐらいのころでしょうか?
美味しい柿の夢で寝言を言うなんて、
可愛いぼうやですね。

峯子の夢には
よく栄が出てきて、何度も夢について書いています。
栄も、峯子や一弘の夢を見ています。
夢の中でお互いの姿を追い求めているようです。
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「子どものエピソード」
初めての方には、
「このブログの読み方」
長男一弘君は柿の夢?を見ています。
======
峯子 15年8月29日
一弘ちゃんは、まだ昨夜の眠りから覚めないでいます。
昨夜一貫さんに柿を頂きましたので、
今朝はその夢を見ているのでしょう。
「渋くはないよ、美味しいよ」
なんて寝言を言っています。
======
文中の一貫さんは、栄の末の弟です。
一弘君が4歳半ぐらいのころでしょうか?
美味しい柿の夢で寝言を言うなんて、
可愛いぼうやですね。
峯子の夢には
よく栄が出てきて、何度も夢について書いています。
栄も、峯子や一弘の夢を見ています。
夢の中でお互いの姿を追い求めているようです。
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「子どものエピソード」
初めての方には、
「このブログの読み方」
秋の果物、数々あれど、
庭の柿の思い出を栄が語ります。
===一部引用===
栄 15年11月頃
幼かった昔の思い出に懐しいが、
父の時代、俺の時代、そして一弘三代
長く生き延びて子供心を楽しませてくれる。
柿の老木に登って実を採りながら
鋭い百雀の叫声を聞いた昔が偲ばれる。
====

井戸の近くに柿の木があったようで、
実をもいで食べた頃を
枝に飛んでくる野鳥の声とともに
思い起こします。
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「手紙内容チョットだけよ」
庭の柿の思い出を栄が語ります。
===一部引用===
栄 15年11月頃
幼かった昔の思い出に懐しいが、
父の時代、俺の時代、そして一弘三代
長く生き延びて子供心を楽しませてくれる。
柿の老木に登って実を採りながら
鋭い百雀の叫声を聞いた昔が偲ばれる。
====
井戸の近くに柿の木があったようで、
実をもいで食べた頃を
枝に飛んでくる野鳥の声とともに
思い起こします。
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「手紙内容チョットだけよ」
昭和15年は皇紀2600年の記念の年ということで
式典が行われたり、
記念事業が盛んです。
===一部引用===
峯子 15年11月10日
今日十一月十日は、
紀元二千六百年奉祝記念式が宮城前の大広場で行われます。
三谷の父もそれに参列すべく、昨夜上京いたしました。
三谷町としましても、
記念式奉祝旗行列を町民も共に行いました。
====
宮城前って、宮城県ではなくて
上京と言っていますから、
今の皇居前広場のことみたいですね。
式典が行われたり、
記念事業が盛んです。
===一部引用===
峯子 15年11月10日
今日十一月十日は、
紀元二千六百年奉祝記念式が宮城前の大広場で行われます。
三谷の父もそれに参列すべく、昨夜上京いたしました。
三谷町としましても、
記念式奉祝旗行列を町民も共に行いました。
====
宮城前って、宮城県ではなくて
上京と言っていますから、
今の皇居前広場のことみたいですね。
電話番号119に因んで「119番の日」です。
消防庁が1987(昭和62)年に制定したもので、
この日から1週間は「秋の全国火災予防運動」が行われます。
お手紙の中で、何度か火事の話題は出てきます。
面白かったのが、銃後の暮らしを守る
焼夷弾の消火訓練が役に立ったという話。
===一部引用===
峯子 16年10月か?
約一ヶ月程以前に、
三谷町東区に一寸した放火がございました。
こんな非常時に放火なんておっしゃらないでよ。
実は料理屋の芸娘に、
秋田からはるばる売られて来ましたばかりの娘が、
ホームシックの余り、今様八百屋お七になった気で
家が焼けたなら在所へ帰れると思ってなした業でございます。
その火事を、真先に見付けた隣の人が(四時頃)
焼夷弾落下を知らせる合図を思い出し、
バケツの底を敲いて火事をふれ歩いたので、
近所の人も皆バケツを持ってモン平を履いて飛び出し、
一間を焼いただけで大事に至らず消火出来ました事は、
日常の訓練の現われと町民一同の感嘆と絶賛の的でございます。
====
消防庁が1987(昭和62)年に制定したもので、
この日から1週間は「秋の全国火災予防運動」が行われます。
お手紙の中で、何度か火事の話題は出てきます。
面白かったのが、銃後の暮らしを守る
焼夷弾の消火訓練が役に立ったという話。
===一部引用===
峯子 16年10月か?
約一ヶ月程以前に、
三谷町東区に一寸した放火がございました。
こんな非常時に放火なんておっしゃらないでよ。
実は料理屋の芸娘に、
秋田からはるばる売られて来ましたばかりの娘が、
ホームシックの余り、今様八百屋お七になった気で
家が焼けたなら在所へ帰れると思ってなした業でございます。
その火事を、真先に見付けた隣の人が(四時頃)
焼夷弾落下を知らせる合図を思い出し、
バケツの底を敲いて火事をふれ歩いたので、
近所の人も皆バケツを持ってモン平を履いて飛び出し、
一間を焼いただけで大事に至らず消火出来ました事は、
日常の訓練の現われと町民一同の感嘆と絶賛の的でございます。
====
激しい戦いで、郷里の知人が
何人も戦死しています。
峯子は、知人の戦死の報に
毅然とした奥方の心の内を察して
お気の毒ですと書きます。
次は・・・・?
と思うと、心配で溜らなかったと思います。
栄の竹馬の友の町葬を知らせる手紙に。
===一部引用===
峯子 14年11月8日
本当に人間の運命なんて一寸先も解らないものなのね。
何だか別れ別れに暮しているのが恐ろしくなりました。
同じ運命でも、目で見届けた運命なら仕方なく、
あきらめ出来そうな気がいたしますもの。
今日は人の話が耳に入って、
何か落着きのない事のみ綴りました。
====
何人も戦死しています。
峯子は、知人の戦死の報に
毅然とした奥方の心の内を察して
お気の毒ですと書きます。
次は・・・・?
と思うと、心配で溜らなかったと思います。
栄の竹馬の友の町葬を知らせる手紙に。
===一部引用===
峯子 14年11月8日
本当に人間の運命なんて一寸先も解らないものなのね。
何だか別れ別れに暮しているのが恐ろしくなりました。
同じ運命でも、目で見届けた運命なら仕方なく、
あきらめ出来そうな気がいたしますもの。
今日は人の話が耳に入って、
何か落着きのない事のみ綴りました。
====
峯子は、一弘を丈夫に育てることが
自分の使命と一生懸命です。
===一部引用===
峯子 14年11月8日
一弘に、今年の冬を何として越冬させようかと
今から案じております。
外見上は健康体と何等異なりませんけれど、
気管支は後々が大事だとお医者様もおっしゃいますので、
充分注意してがん張りましょうと存じます。
=====
長男一弘君は、(どこの子もそうでしょうが)
幼いころはあれこれ病気もして
峯子に心配をさせたようです。
手紙には、悪いことは栄に心配させてもいけないと
あまりかかれませんが。
でも、幼稚園に上がる前頃には、
「大変丈夫になって助かっております」と
書かれています。
風邪の季節になりました。
ビタミンCたっぷりの蒲郡名産のみかんでも
召しあがってくださいませ。
自分の使命と一生懸命です。
===一部引用===
峯子 14年11月8日
一弘に、今年の冬を何として越冬させようかと
今から案じております。
外見上は健康体と何等異なりませんけれど、
気管支は後々が大事だとお医者様もおっしゃいますので、
充分注意してがん張りましょうと存じます。
=====
長男一弘君は、(どこの子もそうでしょうが)
幼いころはあれこれ病気もして
峯子に心配をさせたようです。
手紙には、悪いことは栄に心配させてもいけないと
あまりかかれませんが。
でも、幼稚園に上がる前頃には、
「大変丈夫になって助かっております」と
書かれています。
風邪の季節になりました。
ビタミンCたっぷりの蒲郡名産のみかんでも
召しあがってくださいませ。
昨日の記事に、
お声が聞きたい峯子の手紙に触れましたが、
栄のマナの声については、
「タッポーチョ 敵ながら天晴」の著者と
昭和57~58年ごろの、
本の出版やサイパンへ日米合同慰霊祭の報道ニュースビデオを、
「読み解く会のつどい」で
聞いたことがあります。
低くてやや太めのハッキリした声という感じでした。
もう60代の頃ですから、
若いころとは違っていたかもしれませんが、
峯子の聞きたかった声はどんなだったのでしょう・・・・
お声が聞きたい峯子の手紙に触れましたが、
栄のマナの声については、
「タッポーチョ 敵ながら天晴」の著者と
昭和57~58年ごろの、
本の出版やサイパンへ日米合同慰霊祭の報道ニュースビデオを、
「読み解く会のつどい」で
聞いたことがあります。
低くてやや太めのハッキリした声という感じでした。
もう60代の頃ですから、
若いころとは違っていたかもしれませんが、
峯子の聞きたかった声はどんなだったのでしょう・・・・
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プロフィール
HN:
大場書簡を読み解く会
性別:
非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
引用文の無断コピーはご遠慮下さい。
「大場書簡を読み解く会」
senkanoloveletter@live.jp
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