忍者ブログ
日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。 栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先日お知らせしたCBCのイッポウの特集番組
ご覧になれましたでしょうか?
私めは、1日遅れで拝見いたしました。
出ましたね~!
例の軍刀
ドンジョーンズさん(タッポーチョ 敵ながら天晴~大場隊の勇戦512日著者)が、
大場栄さんの元に返したという、
サイパンのタッポーチョ山を下り、
米軍の司令官に手渡した写真に残されている
例の軍刀です。

私も初めて拝見しました。
歴史の重みを感じます。
大場家の家宝と言っておられましたが、
戦いの時を超え、
日米の友好の架け橋とも言えると思います。




PR
昨年の8月15日にも書きましたが、
正午のラジオ放送のあった昭和20年8月15日は、
「国民に天皇が知らせた日」であって、
国際的な終戦は、9月になって
正式に降伏文書にサインした日が、終戦記念日だそうです。
もちろん、栄達は遠く南のサイパンにいて
軍の決定も、天皇のラジオ放送も知らず、
12月になってタッポーチョ山を下りる日まで
終戦」は無かったのですけれどね。

そのラジオ放送を東京に勉強にいっていた時に聞いたという
当時はまだ若かった方にきくと、
避難先で皆がラジオの前に集められ、
放送を聞いたそうです。
雑音が多くてよく聞き取れなかったが、
「戦争が終わった」という意味は
なんとなく分かったと言っていました。




今夜は、ペルセウス流星群のピークに当たるというニュースを聞き、
夜空をしばらく眺めていました。
なかなか見えませんでしたが・・・・
流れ星が消えるまでに、願い事を言うと叶えられる?
かどうかは分かりませんが、
峯子のように、
いつもいつも栄に会いたいと念じていたら
きっと流れ星のあっという間にも
願い事が言えたかもしれませんね。


このカテゴリーの記事を読む
峯子の寂しさ



数あるお手紙の中で、
ひとつを選ぶとしたら???
と聞かれ、沢山ありすぎて、困ってしまいましたね。
恋人時代から数えれば、9年間の二人の思い出は、
色あせずに脳裏に焼き付いていて、
どれをとっても栄と峯子の世界を形成しています。
恋人時代の始まり:紀元節の蒲郡海岸でのデート

天白神社
御神楽お祭りでのエピソード
五号での暮らし:八重桜白バラ

の話:恥ずかしい初夢
怪我看病にまつわる話
唄の歌詞に歌われたり、離れて見上げる月の話題など、
いろいろありすぎますね・・・・・・

二人の想いは、深く、熱く、お手紙に語られます。

このカテゴリーの記事を読む
思い出の場所など
戦争中、兵士たちは、
家族への手紙をたくさん書いたことでしょう。
そんなお手紙を貰った家族が、
一冊の本にまとめました。
こちらも明日の命は知れずという太平洋戦争末期に書かれた
妻への熱烈なラブレターです。
「明日からは百姓になります」 これから出版
東愛知新聞2012 8/2記事

中日 8/10

読売 8/14

こちらも、またご覧ください。
展示会の報告はこちら
半月ほどのミニパネル展でしたが、
無事終了いたしました。
期間中、
たまたまコーヒーを飲みにいらして展示を見てくださった方
分かりにくい会場で、探しながらご来場いただきました方、
ご協力いただきました方々に
感謝いたします。
オープン以外の時間にも
展示会場はどこ?と事務所に訪ねていただいた方もあると
聞きました。スミマセンデシタ(T T)
今回のミニパネル展で
遠方から足をお運びいただいた方や、
卒論の題材に取り上げたいとわざわざいらした若い世代の方、
他にも有難いお申し出をいただいた方もあり、
活動が徐々にではありますが、広がりを感じました。
次回の展示会はまだ未定ですが、
また、常設展示コーナーでもできる運びになりましたら、
お知らせいたします。

数日中にも
マスコミ番組も多々あるようです。
この機会に、
戦争の愚かしさを再認識し
平和の世の中が続くように
していきたいものです。

7月下旬より開催のミニパネル展
本日10日で最終日となりました。
午前10時より午後3時半までの開催です。
蒲郡駅北口より徒歩3分くらい。
勤労福祉会館1階のかふぇビーンズ内です。
(正面入口よりまっすぐ奥です)

お二人のお手紙から読みとられる
戦争中の世相や
夫婦の仲睦まじさ、
子どもへの愛情、
いろいろな感動を
どうぞ身近に感じてくださいませね。(久々の峯子調ww)








当ブログの記録的なアクセス数(歴代第3位)の表示が消えてしまいますので、
とりあえず、0056666。
映画「太平洋の奇跡」のテレビ放送を機に
キーワード検索した方が2000人以上いらしたということで、
アクセス数が伸びましたが、
マスコミに取り上げられないと、
また「日常」の日々です。

8月15日前後しての関連番組もありますので、
そちらもご覧ください。


参考
アクセス数のトップは、
昨年2011年2月の「太平洋の奇跡」ロードショーの頃、
TVCMでスポットが流れていた頃、
ビートたけしのテレビ番組に取り上げられた時でしたね。





8月15日放送のNHKスペシャル終戦ドキュメント番組
映画「太平洋の奇跡」で好演した竹野内豊さんが
案内役で出演とのこと。
「これも、縁」と引き受けたというコメントが
真面目に取り組む姿勢の爽やかな竹野内さんらしいですね。


8/14(火) イッポウ(CBC-TV) 午後6時台の特集番組
でも大場栄さん関連の番組が組まれていますので
お知らせします。



ロンドンオリンピックでは、日本選手の活躍が
毎日のように報道されてスポーツ熱に沸いています。
日本のお家芸(?)柔道も、国際的なスポーツになった現在、
なかなかメダルも難しいようですね。

栄は学生時代柔道をしていたようです。
陸軍では、剣術競技会などをして
腕を競っていたようですが、
栄はこちらは苦手だったようで、
柔道ばかりしていたのを後悔していると
手紙に書いています。


このカテゴリーの記事を読む
栄の人柄・好み










サイパン・テニアンで亡くなられた方々の
鎮魂の慰霊祭が、
現地で毎年開かれています。
北マリアナ諸島サイパン島北部のマッピ岬には
沢山の慰霊碑が並んでいます。

日本の慰霊碑。「太平洋の奇跡」出演者も
サイパン試写会の折り、慰霊碑に折りヅルを捧げ祈りました。

敵味方に分かれて戦った
大場栄と、ドンジョーンズですが、
戦後、同じ時を過ごした者同士としての友情が生まれ、
日米共同のサイパンの慰霊祭に参加しています。
上記映画の原作となったドンジョーンズ氏の著書
「タッポーチョ」冒頭に、
タッポーチョ山頂や、サイパンメモリアル記念館にも大きな写真のある
例の軍刀を栄の手に返すという印象的なシーンがあります。







8月5日号 蒲郡新聞に、現在開催中の
大場栄と峯子の戦火のラブレターミニパネル展」の
紹介記事が掲載されました。

展示は、
火曜日~最終日10日(金)
午前10時~午後3時半まで





この8月で、
「大庭栄と峯子の戦火のラブレター」ブログも3年目になります。
初心忘れるべからず・・・ということで
最初の記事を見ると
「大場書簡を読み解く会」発足の経緯が書かれ
私と大庭栄・峯子の出会いが紹介されています。
今でも、驚きをもってこの出会いのエピソードを
思い出すことができます。
郷土に、映画の主人公にもなる人がいたという驚きです。
そして、
ドンジョーンズ氏の日本兵に対する畏敬と
戦争を忌まわしい思い出として葬り去るのではなく、
国のために立派に生きた人たちがいたことを
後世に伝えたいとの平和な世界への想いが
とても重みをもっている
タッポーチョ 敵ながら天晴れ 大場隊の勇戦512日」の
あとがき(追記)が
いつも原点です。



昨夜のテレビ放映のおかげで、
当ブログのアクセス数が突出!!(@0@;)


↑ 午前中 4時間後 ↓

本日最終 ↓

どうぞ、栄と峯子の世界を満喫してくださいね。

初めての方には、このブログの読み方を参考にしてください。
◆カテゴリー別
「思い出の場所など」
「栄の人柄・好み」
「峯子の寂しさ」
など、左フレームのカテゴリーで読んでいただくと
アトランダムな記事を系統的に見られます。
◆キーワード
左フレームにこのブログ内検索ができますので、
キーワードを入れていただくことで、読みたい記事が探せます。
「サイパン」、「五号」、「記念日」、「紀元節」などで検索して見てください。



2012年8月3日 今晩ね、
日テレ系「金曜ロードショー」に堂々テレビ放映です。

太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男~

蒲郡出身 大場栄大尉のサイパンでの活躍を描いた映画です。
最後まで日本人の誇りを失わずに山を下りた
栄の姿に感動します。

寡黙な栄大尉役を竹野内豊が好演しています。

でも寡黙過ぎて意味がよく分からない方にお薦めするのが、
「太平洋の奇跡」 大石直紀著 小学館発行
タッポーチョ 太平洋の奇跡」 ドンジョーンズ/中村定 祥伝社黄金文庫
タッポーチョ 敵ながら天晴~大場隊の勇戦512日」ドンジョーンズ
   こちらは絶版なので・・・・
英語版「OBA THE LAST SAMURAI
詳説図解 サイパンの闘い 大場栄大尉を読み解く」
と並んで、栄を理解するには、手紙のやり取りから
人柄がにじみ出ている
大場栄と峯子の戦火のラブレター」をお勧めします。
ロンドンオリンピック開幕ですね。

栄がまだ峯子と一緒に五号にいた頃、
1936年(昭和11年)開催のベルリンオリンピックでは、
200m平泳ぎで金メダルの
前畑秀子選手の活躍を、ラジオで「前畑ガンバレ!」と
実況放送したアナウンサーの声援が有名ですね。
栄も峯子と、五号でラジオを聞いていたでしょう。
前畑選手のご主人は医師で、
栄は戦地で出逢ったようです。

===一部引用===
栄 15年10月15日

十月八日、突然の盲腸で入院を、余儀なくさせられました。
九日に手術しましたが、その後経過良好です。
今日から重湯が飲める様になりました。
この便りの到着する頃は、起きられる様になる事と思います。
一夜腹痛で苦しみましたが、
氷で冷して一時抑えても、
もし第一線に出て再発すると命にかかわりますので、
思い切って不要な物は取ってしまいました。
(中略)
水の王者前畑秀子さんの御主人に手術して貰いました。
もう痛みはうすらぎましたから、御安心下さい。
平病ですから、大きな顔も出来ません。


======

戦傷での入院も何度もしている栄ですが、
戦地の軍医は優秀だし
平病だから心配するなとも
書き送っています。




 大場家直系のご子息から、
CBCTVの取材があると聞きました。
8月13日14日くらいの放送番組のためとか。
どんな番組になるのでしょうか?
栄と峯子のお手紙の事にも
触れるらしいとうかがいましたが・・・・


2011年2月にはこんなテレビ番組もありましたけれど。











かふぇビーンズ(蒲郡勤労福祉会館1階)にて
ミニパネル展開催中~8/10(金)

初日は、まだ準備中から待っていてくださった方がいらして
また、「大場栄と峯子の戦火のラブレター」書籍もお買い上げいただき
喫茶スタッフの方も欲しいと言われて
用意した本が不足・・・(そんなに売れると思っていなかったのが本音です ^^;)

少々ですが、未収録分のミニパネルも新しく作ってありますし、
読み解く会活動紹介のスライドショーや動画(昨年の豊橋展の様子)も上映していますので、
他会場にいらした方も、どうぞお出かけください。



このカテゴリーの記事を読む
読み解く会活動
戦火のラブレターミニパネル展」が
蒲郡新聞7月21日号に掲載されました。










ゲゲゲっ!
字が違ってるけど(><)
3個も・・・・
このカテゴリーの記事を読む
読み解く会活動

金曜ロードショー
に堂々の登場です。

2012.8.3 午後9時
中京テレビ放映

太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―
激戦を生き抜いた少数の兵士を統率し
多くの民間人の命を守り抜と誇りを胸に
戦場を生き抜いた1人の兵士の姿を描く真実の物語!

この映画で大場栄役を演じた竹野内豊さんは
ブルーリボン主演男優賞を受賞されています。

大場隊の勇戦512日の闘いの映画です。
敵をも天晴(あっぱれ)と感嘆させた
栄のエネルギーの源は、何だったのか?
大場栄と峯子の戦火のラブレター」を読むと
栄の気力を支えたものが解る気がしますね。
9年間に渡る別離を、お手紙でつなげた
家族の絆が読み取れます。



カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
大場書簡を読み解く会
性別:
非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
引用文の無断コピーはご遠慮下さい。

「大場書簡を読み解く会」
senkanoloveletter@live.jp
最新コメント
[08/30 大場書簡を読み解く会]
[08/06 大場書簡を読み解く会]
[08/06 kazoz]
[05/28 大場書簡を読み解く会]
[05/24 ファン]
最新トラックバック
お問い合わせメール
メールはこちら
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
カウンター
Copyright ©  -- 大場栄と峯子の「戦火のラブレター」 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]