日中戦争(昭和12年)前から太平洋戦争サイパン島に渡る前までの七年間にわたって交された数百通の大場榮と峯子の往復書簡。戦地と故郷とを行き来するラブレターから当時の様子を垣間見る。
栄のサイパン島での活躍は「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男」「タッポーチョ 敵ながら天晴 大場隊の勇戦512日」をご覧ください。
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いくつかある峯子にとって忘れられない日のひとつ
昭和12年10月その日は、激しい雨の日でした。
ですから、雨が降る度、
何度峯子は、この日の事を思い出した事でしょう。
===一部引用===
峯子 15年10月10日
今日は十月十日でございます。
どう言う日か覚えていらっしゃいます?
私達の運命を二分された日、
あの日から満三ヶ年の歳月が夢のように流れました。
たった一夜の宿直ですら淋しく辛く
、お別れするのが、厭だった峯子でしたのに、
良く三ヶ年を辛抱出来たと、
今更我ながら感心だと存じております。
=====
まだ、子どもは7カ月ばかりで
手のかかる頃。
峯子は、一人で育児をしながら
栄の凱旋を待ちます。
一方、栄は、
日華事変のさ中、激しい戦場へと
駆り出され、長い戦場生活が始まるのです。
昭和12年10月その日は、激しい雨の日でした。
ですから、雨が降る度、
何度峯子は、この日の事を思い出した事でしょう。
===一部引用===
峯子 15年10月10日
今日は十月十日でございます。
どう言う日か覚えていらっしゃいます?
私達の運命を二分された日、
あの日から満三ヶ年の歳月が夢のように流れました。
たった一夜の宿直ですら淋しく辛く
、お別れするのが、厭だった峯子でしたのに、
良く三ヶ年を辛抱出来たと、
今更我ながら感心だと存じております。
=====
まだ、子どもは7カ月ばかりで
手のかかる頃。
峯子は、一人で育児をしながら
栄の凱旋を待ちます。
一方、栄は、
日華事変のさ中、激しい戦場へと
駆り出され、長い戦場生活が始まるのです。
栄も峯子もロマンチストで、
お互いに同じ月を眺めているかと
月の話題が何度も出てきます。
======
栄 14年か?9月
今夜は素晴しい良い月夜です。
十四、五日の月夜と見えて、真ん丸です。
澄みきった月の中に、
お餅を搗くとか言う兎が仲良く働いています。
いつだったか二人で餅を搗いた事もあったっけ。
あの頃も楽しい夢の一つですね。
同じ今夜の澄んだ月を、
一弘とともに貧しいながら
我家の庭で感慨に耽っているであろう姿を
想像しています。
======
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「手紙内容チョットだけよ」
お互いに同じ月を眺めているかと
月の話題が何度も出てきます。
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栄 14年か?9月
今夜は素晴しい良い月夜です。
十四、五日の月夜と見えて、真ん丸です。
澄みきった月の中に、
お餅を搗くとか言う兎が仲良く働いています。
いつだったか二人で餅を搗いた事もあったっけ。
あの頃も楽しい夢の一つですね。
同じ今夜の澄んだ月を、
一弘とともに貧しいながら
我家の庭で感慨に耽っているであろう姿を
想像しています。
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「手紙内容チョットだけよ」
昭和17年秋、栄は中支から満洲の部隊に転属します。
その9月を迎えて、センチメンタルな気持ちになったのでしょうか。
5年間の別離を振り返っています。
===一部引用===
栄 17年9月
旧暦の幾日になるか、さっぱり暦から遠ざかって解らないが、
今夜の三日月を眺めて虫の音が耳を傾けていると、
たまらなく秋がわびしい懐しいものになって来る。
淡い感情に浸っている。
(中略)お前達も故郷で同じ月を眺めて、
同じ様な感情に浸っているのでは無いかとそんな事を思う。
何と無く、秋の来た事を感せしむる夜風が頬を嬲ぶらせていると、
(中略)天白様の祭しばいの事を思い出す。
胸をとどろかした若い頃あの頃が懐しい。
五年一昔、夢の様だが
夢の続く限り胸の中を宿っている事だろう。
=====
文中の天白様の祭りしばいというのは、
天白神社の御神楽芝居。
まだ結婚前、膝をくっつけて観た思い出のことでしょう。
月の話題は、二人ともに
ロマンチックに書いています。
その9月を迎えて、センチメンタルな気持ちになったのでしょうか。
5年間の別離を振り返っています。
===一部引用===
栄 17年9月
旧暦の幾日になるか、さっぱり暦から遠ざかって解らないが、
今夜の三日月を眺めて虫の音が耳を傾けていると、
たまらなく秋がわびしい懐しいものになって来る。
淡い感情に浸っている。
(中略)お前達も故郷で同じ月を眺めて、
同じ様な感情に浸っているのでは無いかとそんな事を思う。
何と無く、秋の来た事を感せしむる夜風が頬を嬲ぶらせていると、
(中略)天白様の祭しばいの事を思い出す。
胸をとどろかした若い頃あの頃が懐しい。
五年一昔、夢の様だが
夢の続く限り胸の中を宿っている事だろう。
=====
文中の天白様の祭りしばいというのは、
天白神社の御神楽芝居。
まだ結婚前、膝をくっつけて観た思い出のことでしょう。
月の話題は、二人ともに
ロマンチックに書いています。
16年夏に1ヶ月間の一時帰国をした栄。
8月に、栄が隊本部に帰る際、
峯子は別離忍びがたく
病弱な体ながらも、長男を連れて
門司まで見送りに行っています。
その距離800km!?!
===一部引用===
峯子 16年8月13日
出帆が五時になりましたのに、
おっしゃるままに十一時の急行に乗ってしまいました事を、
汽車が東へ走れば走る程、
沁みじみ淋しく存じました。
一時間でも御一緒にいたいと思えばこそ
御見送りに遠くまでお供させて頂いた私だったのに・・・・
=====
途中、名古屋の動物園にも寄り、
無事の帰宅を栄に知らせる手紙です。
門司では、
船の出版時間が変更になったような事も書いてありますが、
立てた予定通りの列車に乗った峯子。
帰りの汽車の中で
またこれから続く寂しさを思い泣いたとも。
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「思い出の場所など」
8月に、栄が隊本部に帰る際、
峯子は別離忍びがたく
病弱な体ながらも、長男を連れて
門司まで見送りに行っています。
その距離800km!?!
===一部引用===
峯子 16年8月13日
出帆が五時になりましたのに、
おっしゃるままに十一時の急行に乗ってしまいました事を、
汽車が東へ走れば走る程、
沁みじみ淋しく存じました。
一時間でも御一緒にいたいと思えばこそ
御見送りに遠くまでお供させて頂いた私だったのに・・・・
=====
途中、名古屋の動物園にも寄り、
無事の帰宅を栄に知らせる手紙です。
門司では、
船の出版時間が変更になったような事も書いてありますが、
立てた予定通りの列車に乗った峯子。
帰りの汽車の中で
またこれから続く寂しさを思い泣いたとも。
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「思い出の場所など」
あ、そうそう、海の日でしたね。
峯子さんたちが泳ぐのは、
三河湾に浮かぶ無人島、三河大島の海水浴。
三谷の港・蒲郡の港からも夏だけ渡船が出ます。
(現在は蒲郡埠頭からだけ)
===一部引用===
峯子 17年7月
大島の渡船も、例年通り七月一日から始まりました。
昨日は、高等科の生徒が全部で大島の浜掃除に行きました。
今日の日曜日は、さぞ島も賑わっています事と存じます。
一弘ちゃんが今朝も
「日曜日だから大島へ連れて行ってよ」と申しますが、
忙しいので夏休みにしてね、と延しています。
====
大島での海水浴は、
峯子にとって恋人:栄を見染めた海水浴としても
忘れえない思い出だったのです。
峯子さんたちが泳ぐのは、
三河湾に浮かぶ無人島、三河大島の海水浴。
三谷の港・蒲郡の港からも夏だけ渡船が出ます。
(現在は蒲郡埠頭からだけ)
===一部引用===
峯子 17年7月
大島の渡船も、例年通り七月一日から始まりました。
昨日は、高等科の生徒が全部で大島の浜掃除に行きました。
今日の日曜日は、さぞ島も賑わっています事と存じます。
一弘ちゃんが今朝も
「日曜日だから大島へ連れて行ってよ」と申しますが、
忙しいので夏休みにしてね、と延しています。
====
大島での海水浴は、
峯子にとって恋人:栄を見染めた海水浴としても
忘れえない思い出だったのです。
栄が、一時帰国をした16年の夏。
あっというまの一カ月だったと思いますが、
3年9か月ぶりの再会、
栄は、不在の間に成長した息子のこと
周囲の様子など、
浦島太郎さん状態だったのではないでしょうか。
栄もその後のお手紙で、
「ハトが豆鉄砲をくらった」ようだったと書いています。
しかし、ホッとできたのでしょう。
その夏の1カ月で、栄は太ったようです。
戦地に戻ってからの手紙に、
挨拶のたびに肥えたと言われると書いています。
===一部引用===
栄 16年9月
最も体質は「内地に帰って馬鹿に肥えて来た」と
皆の御挨拶□は、途中にて肥えたるものかと存じる。
気持ちの体質に及ぼす影響の影からざるに、
今更も驚き申す。
この言葉理解出来得るや
====
注 □は判読不明文字
あっというまの一カ月だったと思いますが、
3年9か月ぶりの再会、
栄は、不在の間に成長した息子のこと
周囲の様子など、
浦島太郎さん状態だったのではないでしょうか。
栄もその後のお手紙で、
「ハトが豆鉄砲をくらった」ようだったと書いています。
しかし、ホッとできたのでしょう。
その夏の1カ月で、栄は太ったようです。
戦地に戻ってからの手紙に、
挨拶のたびに肥えたと言われると書いています。
===一部引用===
栄 16年9月
最も体質は「内地に帰って馬鹿に肥えて来た」と
皆の御挨拶□は、途中にて肥えたるものかと存じる。
気持ちの体質に及ぼす影響の影からざるに、
今更も驚き申す。
この言葉理解出来得るや
====
注 □は判読不明文字
1937年(昭和12)7月7日、七夕は、
支那事変の始まった記念日です。
(支那事変というのは戦前の呼び方で、
今では日中戦争と言うのが普通ですが)
そして、後の1944年(昭和19)栄の戦ったサイパンでは
日本軍総攻撃玉砕の日でもあった訳ですが。
峯子にとっては、昭和16年7月7日
栄の一時帰国を名古屋まで出迎えた
大きな記念日になっています。
1年後の峯子の手紙に、
その時の事を思い出しての記述があります。
また、七夕の笹飾りも作ったのでしょう、
長男も短冊を書いています。
====
峯子 17年7月7日
一弘ちゃんも、(中略)
一人で短冊を書きました。
天の川と拙いながらどうにか筆で書いてありますが、
終わりまでは書き終せず、
少し母に手伝って頂いたそうでございます。
「僕の書いた天の字は
袴を履いた様になってしまった」
と、言って笑っていましたが、
みな どうにか読まれます。
====
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「思い出の場所など」
初めての方には、
このブログの読み方
支那事変の始まった記念日です。
(支那事変というのは戦前の呼び方で、
今では日中戦争と言うのが普通ですが)
そして、後の1944年(昭和19)栄の戦ったサイパンでは
日本軍総攻撃玉砕の日でもあった訳ですが。
峯子にとっては、昭和16年7月7日
栄の一時帰国を名古屋まで出迎えた
大きな記念日になっています。
1年後の峯子の手紙に、
その時の事を思い出しての記述があります。
また、七夕の笹飾りも作ったのでしょう、
長男も短冊を書いています。
====
峯子 17年7月7日
一弘ちゃんも、(中略)
一人で短冊を書きました。
天の川と拙いながらどうにか筆で書いてありますが、
終わりまでは書き終せず、
少し母に手伝って頂いたそうでございます。
「僕の書いた天の字は
袴を履いた様になってしまった」
と、言って笑っていましたが、
みな どうにか読まれます。
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「思い出の場所など」
初めての方には、
このブログの読み方
二人には、大切な思い出のある記念日がいくつもあります。
6月9日も、そのひとつです。
初めてタクシーで五号へ行った日なのです。
期待に胸踊らせて
タクシーに乗ったとあります。
きっと荷物も運び込んだのでしょう。
単に移動の為のタクシーではなく、
当時結婚式を挙げられなかった事情もあって
「嫁入り」と同じような意味を持っていたのではなかったのでしょうか。
峯子の妹の結婚のときにも、羨ましく思う気持ちを察して
栄は、「何なら帰ったら結婚式もやりましょうか?」
と書いています。
記念日は、他にも、
7月7日
10月10日、
2月11日(紀元節)などがあります。
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「思い出の場所など」
初めての方には、
このブログの読み方
6月9日も、そのひとつです。
初めてタクシーで五号へ行った日なのです。
期待に胸踊らせて
タクシーに乗ったとあります。
きっと荷物も運び込んだのでしょう。
単に移動の為のタクシーではなく、
当時結婚式を挙げられなかった事情もあって
「嫁入り」と同じような意味を持っていたのではなかったのでしょうか。
峯子の妹の結婚のときにも、羨ましく思う気持ちを察して
栄は、「何なら帰ったら結婚式もやりましょうか?」
と書いています。
記念日は、他にも、
7月7日
10月10日、
2月11日(紀元節)などがあります。
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「思い出の場所など」
初めての方には、
このブログの読み方
バラの美しく咲く季節。
峯子の家の敷地内にもバラが植わっていて、
花弁をお手紙に同封しています。
思い出の五号には、白いバラがありました。
===一部引用===
峯子 17年5月
数年前に、工場の東出入口に移植したバラの花を、
一昨年倉庫を作る時邪魔になりましたので、
家の前の芝生の所へ植えて於きました。
一昨年倉庫を作る時邪魔になりましたので、
家の前の芝生の所へ植えて於きました。
今年は大きな株になって、五株目下花盛りでございます。
同封の花びらがそれでございます。
純白もエンジもございますが、まだ開花いたしません。
同封の花びらがそれでございます。
純白もエンジもございますが、まだ開花いたしません。
五号のばらも白でございましたわね。
今頃は誰に愛でられているかしら。
今頃は誰に愛でられているかしら。
======
花弁や押し花など、
峯子は郷里の香りと潤いを栄に届けます。
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「思い出の場所など」
今朝は朝から雨でした。
==峯子の手紙より==
雨の日は、峯子の心を暗くさせます。
あの日も雨の降る日でした。
===========
「あの日」とは、
二人が離れ離れの暮らしを余儀なくさせる
通知の届いた日、
12年の秋、別離の始まりです。
秋雨の降るたびに、
きっと峯子は、寂しく思い出したことでしょう。
この日は、峯子のいくつかの記念日の一つですが、
辛い記念日ですね。
また、ある年は、
託児所のお手伝いに五号に出かけた時も、
記録的な(?)雨が降り続いていたらしい。
栄が中国からの手紙で
「五号へ行っていた頃かと思うが、
豪雨は大丈夫だったか?」
などと書いてありましたから。
峯子は、子どもをおんぶして
ぬかるんだ道を大変な思いをしながら
五号まで歩いたようです。
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「思い出の場所など」
==峯子の手紙より==
雨の日は、峯子の心を暗くさせます。
あの日も雨の降る日でした。
===========
「あの日」とは、
二人が離れ離れの暮らしを余儀なくさせる
通知の届いた日、
12年の秋、別離の始まりです。
秋雨の降るたびに、
きっと峯子は、寂しく思い出したことでしょう。
この日は、峯子のいくつかの記念日の一つですが、
辛い記念日ですね。
また、ある年は、
託児所のお手伝いに五号に出かけた時も、
記録的な(?)雨が降り続いていたらしい。
栄が中国からの手紙で
「五号へ行っていた頃かと思うが、
豪雨は大丈夫だったか?」
などと書いてありましたから。
峯子は、子どもをおんぶして
ぬかるんだ道を大変な思いをしながら
五号まで歩いたようです。
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「思い出の場所など」
二人の「記念日」は、いくつかあります。
そのひとつ、七夕様。
栄が一時帰国した16年7月7日、
3年9か月ぶりのお帰りを
峯子は名古屋まで出迎えています。
後に、出張で峯子が名古屋に出かけた時、
偶然、その出迎えた時に歩いた街角で
その時のことを思い出します。
(笹島辺りでしょうか? 納屋橋でしょうか?)
もちろん、栄も
峯子の髪形まで覚えているほど
再開のシーンは、深く記憶に刻まれていました。
この時は、1カ月ほどの帰宅で
離別の間、子どもの成長や社会の変り様で
「ハトが豆鉄砲」状態で過ごしてしまったとかww
峯子も「あなた」と呼ぶのに、
恥ずかしさの為しばらく時間がかかったとか
書いています。
でも、一時帰国の許された期間は、
あっという間に過ぎ
再度の離別の寂しさが訪れます。
そのひとつ、七夕様。
栄が一時帰国した16年7月7日、
3年9か月ぶりのお帰りを
峯子は名古屋まで出迎えています。
後に、出張で峯子が名古屋に出かけた時、
偶然、その出迎えた時に歩いた街角で
その時のことを思い出します。
(笹島辺りでしょうか? 納屋橋でしょうか?)
もちろん、栄も
峯子の髪形まで覚えているほど
再開のシーンは、深く記憶に刻まれていました。
この時は、1カ月ほどの帰宅で
離別の間、子どもの成長や社会の変り様で
「ハトが豆鉄砲」状態で過ごしてしまったとかww
峯子も「あなた」と呼ぶのに、
恥ずかしさの為しばらく時間がかかったとか
書いています。
でも、一時帰国の許された期間は、
あっという間に過ぎ
再度の離別の寂しさが訪れます。
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プロフィール
HN:
大場書簡を読み解く会
性別:
非公開
自己紹介:
2011年2月に出版。
引用文の無断コピーはご遠慮下さい。
「大場書簡を読み解く会」
senkanoloveletter@live.jp
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